１３３話「景品交換所」 ページ34
ノエルの後を追って、モニタールームの奥にある扉を進めば...受付があり、１人の男が立ってる。
『......気色悪ぃ...。』
ぞろぞろとオレ達が訪れたにも関わらず、微動だにしない様子に...ノエル以上の気色悪さを覚えた時、ゆっくりと男は瞬きをした。
レ「うおっ！？なんだコイツ！？」
それに対して、レコはビクッ...と肩を揺らしていた。
ノ「あはは！それは受付人形くんだよ！
ここは景品交換所！
ハンナキー、あれを配ってよ。」
ハ「はぁい...。」
ハンナキーは小さく返事をすると...ダンボールを抱えて、その中に入った茶色い袋を取り出すとそれぞれに配り始めた。
他のヤツらが配られた後、中を確認するのと同様...オレも中に入った物を取り出せば......自分の顔が刻まれたメダルの様な物がザラザラと音を立てて手の平に転がった。
きもっ...。
オレって、アイツによる飛び入り参加だと思ってたけど...思ったよりも前々からオレの事を参加させるつもりだった、のか......？
ハ「それは１人１００枚与えられた...マイメダルです。」
ケ「へぇ...このメダル...
もしかして、そこに並んだ景品と交換できるのかい？」
ケイジの言葉で今更だがカウンターに並んだ景品のラインナップを...見た。
赤い数字で５０と書かれた１１人分の顔写真...
青い数字で３０、２０、１０と書かれた景品...があった。
ノ「正解！さすがだね！
景品は３階の攻略に関するものやプロフィールなどの個人情報...などなど！」
ケ「...情報を景品にするつもりか。」
ノ「ただし...。」
ハ「“自分のメダル”では“景品と交換できません”。」
ノエルが言うつもりだった言葉をハンナキーが奪ったからだろう...ノエルはハンナキーをジロッと睨み付けて、小突いていた。
ギ「どういうことワン...？」
「つまり...他人のメダルでしか情報は交換が出来ない？」
『情報に景品、諸々が欲しかったら...
他のヤツらとメダルを交換するしか、無いんだな？』
ノ「流石...頭の回転の早い姉弟！！
話が早いね！
このメダルは信頼の証。
これからテメーらには、このメダルを───
売ったり、買ったり、奪ったり、譲ったり...
──────してもらいまーす！
つまり、“信頼売買ゲーム”ってワケ！」
個人、情報...
ナオの...個人情報......。
こ、こんな形で...知りたくない...！！
──────訳じゃ無い...。
い、いや...何考えてんだよ！！
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
