１００話「ショック」 ページ1
ナ「ハッキリと思い出しました...。
カイさんはパソコンを手に入れることを条件にかくまってくれたんです。」
ナオは...言葉を詰まらせながらも、調理室でカイとの間で交わされた会話を話し始めた。
調理室に留まる為の条件は...隠し部屋に置かれたパソコン。
勿論、カナエやソウがいるのを分かって奪い取りに行く事は出来ない。
だから...包丁を握ったカイの脅しには抗えず、渡されたフライパンを受け取ってしまった。
ナ「そ、それで...
パソコンが無いと...カイさんだけじゃなくて、サラちゃんも困るって言ってました......。」
ジ「サラが...！？」
ナ「でも...全部ウソだったんですよね......。
カイさんは約束なんて守ってくれなかった！
先生を...どこかへ持ち去ったのはカイさんです！
サラちゃんの事だって、きっと...！」
カイ「.........。」
今までのナオの説明が全て事実なら...
調理室にナオが居らず、カイだけになる時間があった。
ナオの言う通り...ミシマの頭部はカイが......。
ソ「ウソってワケでは...ないかもよ。
パソコンはパスワードでロックがされてたんだ。
なのにカイさんがムキになって奪おうとした理由はパスワードにあるんだ。」
レ「知ってるってことは...解除できたのか！？」
ソ「もちろん！」
サ「えっ！？
何も見れなかったと言ってたじゃないですか！！」
ソ「ああ、あれウソだよ。
適当な...パスワード。
あれを無事に解除した時は...達成感があったよ。
ね、タイガくん？」
ソウは...パスワードをサラに聞かれて答えなかったのか。
ウソを付く理由は無いが...。
サ「た、タイガ...さん？
どう言う...事ですか？」
オレは...パソコンの中身を知らない。
本当にサラについて、良くない事が書かれていたとしたら...。
それでも...
『サラ、良く聞いてくれ。
あのパソコンのパスワードは... “chidoin”。
お前の...苗字だったんだ。』
Ｑ「チドウインだとぉ！？」
サ「そ、そんな...タイガさんまで...！
こんな冗談、面白くないです！！」
サラは...純粋に驚いてる。
オレだって、あれをソウが打ち込んだ時...心底驚いた。
ソ「サラさん、残念だけど...本当なんだ。
タイガくんのアドバイスもあって、試しにみんなの名前を入力してみてさ...
最後に...１番信頼してたサラさんの苗字...
“千堂院”を打ち込んでショックを受けたよ。」
カイ「メールを...読んだのですか。」
ケ「認めるん...だね。」
カイは...あのパソコンが自分の物である事を否定しない。
サラの関与は分からないが...カイは確定だろう。
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伊豆花織(プロフ) - ハムエッグさん» コメントありがとうございます！現在、続きが手に付かない状況になってまして更新ができない日々が続いてますが、今後も応援お願いします！ (2月12日 2時) (
レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
ハムエッグ(プロフ) - めちゃくちゃ好きです........ (2月11日 21時) (レス) id: e9b251311b (このIDを非表示/違反報告)
伊豆花織(プロフ) - にしんさん» はい！再開させて頂きました！！引き続き更新を続けますのでこれからも見て行って下さい！ (12月12日 21時) (レス) id: 32bef120c2 (このIDを非表示/違反報告)
にしん - 更新再開されたんですね！ これからも応援してます！ (12月12日 19時) (レス) id: 8474802cab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊豆花織 | 作成日時：2023年10月25日 18時
