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小さなリップ音と共に唇はゆっくり離れた
微かに残る余韻がムズムズさせる
お互いビールを飲んでいたせいで酒臭いキスになってしまった
けれどそれが香り、短いキスでも大人なキスに感じた
顔が離れて、小瀧くんの顔がはっきりと見えた時
彼は真っ赤な顔をして、目はトロンと更に垂れていた
それが私の母性に刺さってしまい
彼の頬を撫でて”かわいい”なんて呟いてしまう
これじゃあ理性を保てないのはどっちか分かんないな
早くなる鼓動がアルコールの回りを早めた
もう少し、あと少しだけ小瀧くんに触れていたい
両手で彼の頬を包み、また顔を近づけた時
私は意識を手放した
「んんっ・・・・・・」
気がつけばベッドで眠っていたようだ
まだ朝が来ていないのか部屋は薄暗い
「あれ、」
隣に寝ていると思ってた小瀧くんの姿がない
重い体を起こし寝室を出ると、彼はソファーでぐっすり寝むっていた
「またソファーで寝たんだ」
ボソッと呟いた私の声に反応したのかモゾモゾと動きだす彼
『ん・・・あ、Aちゃんおはよう』
体制はそのままで、薄ら目を開けて私を確認した
まだ布団から出たくないのかその後も止まないモゾモゾ
「おはよう、まだ早いから寝てて大丈夫だよ」
『う〜ん、寒い〜』
「寒い？ちょっと待ってね布団、」
しゃがんでいた腰を上げようとすると急に腕を掴まれた
「ん？」
手を離したと思ったら
『おいで』
そう言って私のスペースを作り、掛けていた布団を広げた
躊躇していると、腕を引っ張られあっという間に腕の中へ
『あったか〜』
気づけばまた寝息を立てて眠ってしまった彼の鼓動を
バレないようにそっと耳に感じながら
温もりや匂いに包まれたまま私も目を閉じた
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ゆい(プロフ) - 中間担です。終盤ずっと泣きながら読ませていただきました！切なくて(T ^ T)是非次回作も読みたいです！ (2022年4月2日 8時) (
レス) @page50 id: aa225a9070 (このIDを非表示/違反報告)
和翔(プロフ) - 完結おめでとうございます！たまたまおすすめに出てきて読み始めたら止まらずいっきに読んでしまいました笑ぜひ続編も読ませてください！そして次回作も楽しみにしてます♪ (2021年9月12日 16時) (レス) id: 358b7676e5 (このIDを非表示/違反報告)
弦(プロフ) - 桐山めぐさん» 桐山めぐさん！コメントありがとうございます！楽しんでもらえたみたいで嬉しいです･･･！自分で書いておきながら、�霤弔砲牢脅嫋�を送り付けてやりたいと思ってます(笑)次回作も頑張ります！本当にありがとうございました！！ (2021年9月12日 14時) (レス) id: 65dc5783e7 (このIDを非表示/違反報告)
桐山めぐ(プロフ) - 完結おめでとうございます！めっちゃキュンキュンしました♪主人公ちゃんと一緒に苦しくなったりと感情移入しまくりでした！！�陲舛磴鵐淵ぅ好▲轡好箱�♪次回作も楽しみにしてます！お疲れさまでした(^^) (2021年9月11日 23時) (レス) id: bb3023c008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弦 | 作成日時：2021年3月1日 19時
