変人幼馴染と同居中。【坂田銀時】 (ページ3)

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謎の美少女ページ3

「さ、寒いよォ……」

はァーッと息を吐けば、白く煙のようになる。

端っこに身を寄せて少しでも寒さをしのごうと、手と手で摩擦をおこす。

すると急に雨が止んだ。

？「お前こんな寒空の下何してるアルカ。」

「へ？」

上を見上げると、あら。美少女が私を見てる。

「いや、ちょっと雨宿りを……」

？「雨宿りって、今日はこれから台風になる予報アル。天気予報見てないアルカ？」

謎の美少女は、これから台風の予報だという。ヤバいじゃん。今日私泊まる宿ないよ？

「でも、泊まるとこないし……」

？「しょうがないアルナー。じゃあ家に来るアル。」

「え？！いいの？」

突然のお誘いに少し食い気味になる私。

だってしょうがないもんね。泊まるとこないもんね。

？「おう、任せるよろし！じゃあ早速レッツゴーアル！」

私は立ち上がり、謎の美少女が持っていた傘に入れてもらった。

神「私の名前は神楽アル！姉ちゃんはなんて言うネ？」

どうやら謎の美少女は、神楽ちゃんというらしい。

「私は真宮A。よろしくね。」

神「よろしくアル！」

それから神楽ちやんの家に着くまで、いろんな話をした。どうやら神楽ちゃんはいわゆるシェアハウス？みたいな、感じの所で働きながら暮らしているらしい。

神「それにしても美少女アルナー。」

美少女に言われるのも何だけどね。

「そうかな？」

神「ちょー美少女アルヨ。多分銀ちゃんも喜ぶネ！」

神楽ちゃんが「銀ちゃん」と呼ぶ人は、きっと一緒に住んでいる女の子だろう。

神「ここアル！」

「おおー」

着いたのは、看板に「万事屋銀ちゃん」と書かれた二階建ての家。下はスナックらしい。

神「銀ちゃーん！」

神楽ちゃんが勢いよく扉を開けて、廊下を走って行く。