こわーい話。 ページ6
「じゃ、あらためてよろしくね。銀ちゃんと神楽ちゃんと……」
新「志村新八です。えっと…Aさんでしたっけ。」
「うん。真宮Aです。よろしくね。」
一通り自己紹介を終えたあと、宣言通り卵かけご飯を食べて問題のお風呂の時間になった。
銀「で、どうするよ。」
「私銀ちゃんと一緒に入りたい!」
銀神新「「「はぁ?」」」
「え、だって昔一緒に入ってたじゃん!」
一同がすっとんきょうな声をあげたので、そう答えた。
銀「あのなぁ。歳を考えろ、歳を。お前いくつだよ。」
「銀ちゃん、女の人にそういうこと言っちゃダメなんだよ。」
銀「いや、それ以前の問題だから。俺はべつに入ってやらなくもないけど、後々後悔するのはお前のほうだからね?」
ビシッと指を立てる銀ちゃんにムッとしながら神楽ちゃんにすがりつく。
「じゃあ神楽ちゃんと入るからいいもんねー!」
神「そうヨ、女子は女子で入るから銀ちゃんは溝水にでもつかってるよろし。」
2人でべっと舌を出して、お風呂に入る支度をする。
銀「ったく、なんで俺が悪者扱いなんだよ。」
新「あの、銀さん。Aさんって極度の変人じゃないですか?」
その言葉にため息をつくのも仕方が無いだろう。
銀「見てわかっただろ。アイツは昔から超がつくほどの変人なんだよ。」
新「……見る限り銀さんも含めてですけど、周りの人は大変だったでしょうね。」
もはや苦笑することしかできなかった。
**
「ふぅー、いいお湯だった。」
お風呂から上がると、そこに新八くんの姿はなかった。帰ったのだろう。
銀「じゃ、俺入るわ。」
「うん。いってらっしゃーい。」
銀ちゃんがお風呂場に消えた所で、神楽ちゃんに腕を掴まれた。
神「Aはこれから暇アルカ?」
「あとは寝るだけだよ。」
すると神楽ちゃんがニタリと笑った。あ、嫌な予感がする!
神「じゃあ、これ一緒に観るアル!」
「ほんとにあったこわーい話?」
神楽ちゃんは、テレビをつけて番組表の一番上を指した。
実は私、こういう系のものは大の苦手である。
「ほ、ほかの観ようよ!ほら今日は金曜ロー○でペドロの再放送やってるし!」
と、他の番組を勧めるが効果はないようだ。
神「こっちのほうが絶対面白いアル!お願いA!一緒に観ようヨ!」
うっ…こんな可愛い子に目をうるうるされながら頼まれたら、断れるものも断れない。
「仕方ないなー。じゃあちょっとだけね。」
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作者名:紺15 | 作成日時:2019年1月31日 17時