カタオモイ【伏黒恵】

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『あ、パンダせんぱーい！』

「お、A〜久しぶりだなっ」




数日後、Aは何事も無かったかのように

寮に戻ってきた。

しかも呪力が格段に強くなって。




「なんだ、一年坊。元気ないな。」

「真希さん…や、なんにもないです」




明らかに隠し事をされている俺らは

少しだけ、いやかなり空気は重かった


Aが戻ってきた時こそ笑顔で迎えたが





「そーいえばA、体調しばらく崩してたんだって？」

「そうなんすよ〜！」




虎杖の芋芝居が大きく目立つ。

釘崎も何も言えずため息をついている。

まあ、でも真希さんに相談しても真希さんが分かるわけもないか。




『真希さーん！久々に手合わせお願いします！』

「おー。…お前らあんま考え込むなよ。」




真希さんは捨て台詞を吐き

呪具を片手にAの所へ向かっていった




「「「…はぁ。」」」




--3時間後



「任務？」

「そ！4人にはとある任務に行ってもらいます！」




"4人で"この言葉に俺らは強く反応する




「でも五条先生、私一人でも行けますよ？」



「ちっちっち、今回はそう簡単には行かないのですわよ。

呪霊がうじゃうじゃ…何級相当の呪霊がいるのも分からない。

3人にはAのサポートをして欲しいんだ。」


「サポート？」


「あぁ。」




引っかかる。言い方が。

虎杖はあまり深く考えていなさそうだが


"サポート"ということは俺ら3人分でAの強さになる、そういうことか？


…少しだが、悔しい気分だ。

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