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ページ49

『っ…__』


「「「きゃー!!!!」」」





辺り一体地獄絵図。民家や施設が炎で大火事だ

これが地獄と言うものか。




任務に向かい、2体の1級呪霊を倒した。
そのうちの一体に手こずり、右足を負傷してしまった。

そのため上手く動くことが出来ないのだが…

ここにこの程度の階級の呪霊がいるのはおかしい





『っはあ…はあ…五条先生に電話しないと』




震える手で携帯を取った瞬間

背後からとんでもない呪力を持ったやつの気配を感じた。

思わず携帯を地面に落としてしまう




「お前がAだな?」

『っ…お前…特級っ』

「残念だったな人間!ここの人間全員焼き殺してやるぁ!!!」




だめだっ
おそらく私一人なら逃げれていた



だけど…



「うわぁぁ!ママぁ!!」

「どこ!?あなた!!」



『っ』




私は足から出ている血と、自分で腕を切り、そこから出ている血を大量に出力し

相手に攻撃すると共に


最大限の呪力を引き出し逃げる人達を無限で覆った



目の前に広がる火の塊

既に呪力の出しすぎで目の前が見えない




『っ…めぐみ…っ…ごめんっ』



私は最後に高専の人達が見えた気がした。

野薔薇、悠仁、恵。

真希さん、棘先輩、パンダ先輩。

五条先生や家入先生。


お兄ちゃん。




あぁ。会いたいな。


---





「…」



「恵、気持ちは分かる。

僕も大切な人を失ったことがある。

でも流石にもう2日も寝てないしご飯も食べてないだろ」



「…放っておいて下さい」




Aが息を引き取ってから俺は空っぽになった


ストーカーしてでもついて行くべきだった。




「明日には火葬だ。

最後にキスのひとつしてやってあげなよ。

…じゃ、ちゃんとご飯食べろよ」



「…」





俺は黙ったまま立ち上がり死体保存ルームへ行く。

冷たくなったAに触れ、涙が流れる




「っA…」




握る手は、俺がどんなに握っても暖かくはならない





「お願いだって…置いていかないでくれ」




どんなに願っても戻ってこないことは分かってる





涙を流しながらも


冷たくなったAの唇にキスをした





ドラマやアニメのように生き返るなんてことは無い。





「A、好きだ。…ずっと…これからも…」




俺は最後にAの頭を撫でて

背を向けた。



強くならないといけない。

拳を強く握り締め。前を向く。




『っ…はぁっ…はぁっ…はぁっはぁっ』


「…は?」

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時

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