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その日の夜
優太は私の部屋に来た
「最近どう?あれきり何も無い感じかな?」
『うん。皆に全部見せれるようになったの。
あの時はありがとう。リカちゃんも、ありがとう。』
今は優太の中に潜む特級呪霊折本リカちゃんはおやすみタイムらしい。
一応あの時に家に置いてくれたことを感謝する。
「楽しそうでよかった。僕も早くちゃんと高専戻りたいな」
『まあ特級だもんね。忙しいしょ』
「まぁね」
しばらくぶりなために話していると部屋の中にノック音が響き渡り
"失礼します"や"入るぞ"もなしに扉が開けられた
入ってきたのはムスッとした恵くん
「あ、先輩お話中すみません。
今日はもう部屋来ないの?」
そんなこと優太の前で言ったら勘違いされるだろうに。
勘違いでもないが。
秘密にしようって言ったのはそっちなのに。
『…行かない』
「いいから来い。失礼します。」
そう行って彼は乱暴に扉を閉めて行った
優太も少し気まずそうだ
「えっ…と、付き合ってるの?」
『あはは…折角来てくれたのにごめんね。
真希さんが優太にめっちゃ会いたがってたから会いに行ってあげて』
私もそのまま部屋を後にし恵くんの部屋へ入る。
恵くんは布団の中に入って扉に背を向けていた
『…ねぇ』
「…」
『今日、歩いてた女の人誰?』
「っ見てたのか」
何その表情。恵くんは体を起こして私の方へむく。
いかにもやましい事があったかのような驚き方だ。
自然と涙が溜まってく
『嫌な気持ちになった。』
「ごめん。ただ道案内してただけだ」
『誰にでも優しくしてたら恵くんモテちゃうよ』
「優しくはしてない。どちらかと言うと親切。
俺は優しくする相手を選んでる。」
恵くんは私の腕を引っ張り
自分のベットの上へと座らせた。
『でも』
「俺も…乙骨先輩と2人きりの空間で居るのは少し心外だった。」
私の手を強く握っている
もしかして相当嫌だったのか?
「笑顔が…可愛らしいから。
多分皆が好きになる。」
『…ふふ、なわけないでしょ』
「ばっ…」
かなり恥ずかしそうにしている彼は
再び布団にはいり顔まで掛け布団を被っていた
『寝るの?おやすみ。…少しだけ布団入っていい?』
「っ…だ、ダメだ」
『えぇ、なんで?』
「なんでも!」
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時