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『…』
Aは何かを求めているようだった
ああ、そうか。
「こんな俺だけど…それでもいいなら付き合うか?」
『付き合う"か"じゃなくて付き合おうがいい…』
そう上目遣いで言われてしまったら俺も断れまい
言葉が詰まる喉に頑張って言葉を発せさせる
「…つ、付き合おう」
今までにないほど体が火照っているのを感じる
『っ〜…よろしくお願いします…!』
--
てなわけで私はしばらくの片想い生活から引退しました。
恵くんはまだ好きとか分からないみたいだけど。
これから分かるものだと私は信じている。
『んふふ〜』
「あ、しばらくはあいつらには秘密。多分騒がしくなる。」
『えっ』
恵くんは悪戯顔で私の唇に人差し指を当て
"我慢"と言った。
まあ確かに高専内でしかもこのメンツだから尚更騒がれるだろう。
『わ、分かった』
「うん。じゃあもうとりあえず部屋まで送る」
『すぐそこだよ?』
「うるさい」
恵くんはすぐ近くにある私の部屋まで送ってくれると
少し考え込んだ顔をしてから口を開いた
「本当に…俺でいいのか?」
『もちろん。てかそれ私のセリフだから!』
「俺はAがいい。…おやすみ。」
『っうん!おやすみ。』
私の自慢の彼氏は大きな手で頭を撫でてくれ優しく微笑んだ
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時