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「恵恵、ちょっとこっち来て」
「?なんですか」
ある日手招きをしたパンダ先輩から呼び出された。
何やら相談があるそうだ。
「棘がな、Aにプレゼント買ってたんだ。
これって好きなんだと思う??」
「なんでそれを俺に言うんですか」
「だって恵、Aと付き合ってるだろ?」
なんつー誤解だ。
これじゃあ勝手に誤解されてるAが可哀想だ
「付き合ってませんよ」
「え?ならいっか!」
この後あいつは棘先輩にプレゼントを貰うのか
嫌…って訳でもないが
なにか突っかかる
-
夜
Aと目が合った時
「今日も来るか?」
『いいの?行きたい!』
無防備ながら毎晩俺の部屋に来るA
悪い奴らに襲われないか
少し心配になってしまう。
夜の九時になって部屋に現れたAは
手元にプレゼントらしきものを持っていた
「いいもの持ってるな」
『うん!棘先輩から貰ったんだ〜』
「先輩の事、好きなのか?」
もしかして俺は気持ちの悪い質問を
してしまっただろうか。
『まさか!プレゼント交換しただけだよ
今日野薔薇と街行ったから。そのついで!
私の好きな人は恵くんだよ。』
恥ずかしそうにさりげなく俺に告白するAに
胸が締め付けられる感じがした。
「…俺も…」
柄でもないこと、今までにいったことのないことを言おうとするため
声が思ったように出ない
俺はあまりに恥ずかしいために顔をそっぽ向かせる
「俺も…多分…Aのことが好き」
『多分?』
「からかうなっ」
Aは今にも泣きそうな顔をしている
俺は少し距離を縮め
Aの頬を伝う涙を親指で拭いてあげる。
その流れでAに唇を交わす
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時