カタオモイ【伏黒恵】

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「俺の部屋で食べてっていいぞ」




なんでそんな上から目線…？

と思いつつもプリンを手に持つ私にそう言ってくれる恵くん。



お言葉に甘えて私は恵くんの部屋でいただくことにした。





「ベッドの上座っていいから」

『えぇ…汚しちゃったらごめんね』




恵くんのベッドっ！？

私からしたら価値に表せない程の高級品だ


震える足を屈ませ、ベッドへ座る。





いつもここで寝てるのかっ〜…




「にやけすぎ、そんなにプリン美味いか？」

『う、うん…それもあるけど恵くんのベッドってちょっと…』

「嫌？」

『ううん！むしろ逆…！』




100発100中今私は気持ちが悪い

それでも仕方ないここに誘う恵くんが悪い





『そういえば、この間言いかけたことってなに？』

「え"っ」





あからさまにギクッとする恵くん

なにかやましい事でもあったのか





『あ、強制しないよ？ただ気になったから』

「…今は…まだいい。」

『今は？』




しかしこうやって普通に話せる関係に戻ってよかった。

一時期は私がめんどくさい女をしていたためにもう恵くんとは関われないかと思っていた。




「…いや、…俺、見てもらったらわかるだろうけど

好きとかそういうのよくわかんない。」



『う、うん？』

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