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あの日からAは俺の事を避け始めた


話しかけようとしてもどこかに言ってしまう




釘崎はこう言っていた


「多分伏黒への気持ち忘れるために今距離置いてんじゃない?」




虎杖はこう言っていた


「んー良くわかんねーけどとりまなんとかなるって!」





釘崎の意見がご最もだ。


別に嫌いになって欲しいわけじゃない。

やっと仲良くもなれたし。



自分がよく分からない。





「A」

『ごめん今忙しいかも…』





今日も逃げようとするAの目の前に俺は立ちはだかる。

絶対に俺とは目を合わせる気はないようだ。






「嫌いか?」

『ううん…』





Aはいかにも泣きそうな顔をしている。

俯いて唇を噛んでいるようだ





『もう変に優しくしないで…』

「変に優しくなんかしてない」

『してる。私の好意はありがた迷惑でしょ?』




これで確定した。

俺は確実にAが傷つくことを言ってしまった。

自分の気持ちがわからないからと言って投げやりな発言をした。






「ありがた迷惑なんかじゃない。

ただ…その好きとかそういうのが疎いだけだ。」



『もう恵くん好きなの辞める』




Aの綺麗なもちもちな頬に綺麗な涙が伝う

胸が締め付けられるようだ。


"好きなの辞める"



別に今まで好かれていることに特別な感情を抱いたことは無い。




なのにどうしてこんなにモヤモヤするんだ。




「なんで」

『もう嫌われたくないっ』





泣くのを我慢してたからか、唇を強く噛み締めていたAは少し唇から血が出ていた。



"私の血、猛毒なんだ"




少しだけ、怖かった。


それでも俺は、Aに接吻した。


鉄の味がする。
Aはすぐに俺を突き放した




『何してるの!?死んじゃうよっ!』


「別にいい。」

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟   
作品ジャンル:恋愛
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ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです(?)あいしてす(?) (11月20日 19時) (レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです!!続きがみたいです!!ぜひよろしくです!! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら@らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア!ご馳走さまでした...(?) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました!後日談希望します! (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さやか | 作成日時:2022年1月17日 2時

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