・ ページ26
『美味しい〜…』
「美味いな」
夜中に来た24時間営業の牛丼屋さん
久々のしっかりした食べ物に
私はついついほっぺたが落ちかけてしまう
「俺、誰かと飯行くならAと行きたいんだよな」
『えっなんで？』
「だってすげー美味そうに食ってくれるから」
恵くんからしたら戯言を
軽く言っただけかもしれない。
しかし私からしたらもう舞っていいほどの言葉
貰った言葉をちゃんと耳に噛み締めさせる
『だからいつも私とご飯行ってくれるの？』
「まーそんな感じ」
しばらくご飯を食べることに集中をし
無言になったあと、私はずっと気になっていたことを切り込む
『恵くんってさ、好きな人とか気になってる人いないの？』
「いないな。
そういうのあんまりよくわからん」
デスヨネーって回答。
私はやはり脈ナシか。
いつしか気づけば恵くんへの感情も恋愛感情に変わってしまった。
それでも振り向いてくれる気配はなし
恐らく同級生としか考えてくれていないのだろう
『私恵くんの事好きなんだよね』
「おぉ、ありがとう」
もうだめだ
友人としての好きと捉えられてしまっている
だからといって恵くんに付き合ってくださいっていうのもおかしい話だ。
「そういえば前に虎杖と釘崎からAが俺のファンだって聞いた」
『え！？いつ？』
「Aが倒れたあたり。
どうしてそんな俺を好いてくれてるのか普通に気になる。」
早めに食べ終わった恵くんは私の目を見て話し始める。
吸い込まれそうな瞳だ。
『普通に…術式もそうだけど、式神の使い方が凄く上手で
結構最初のあたりから憧れだったの。』
「…なんか、嬉しいな。ありがとう」
恵くんは少し顔を赤らめ
口元を手で隠しながら視線を外した
だめだ。美しすぎる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 152人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこまくん(ΦωΦ) - 無理です尊いです好きです（？）あいしてす（？） (11月20日 19時) (
レス) @page2 id: 18b89fe2f6 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪 - このおはなしがだいだいだいすきです！!続きがみたいです！!ぜひよろしくです！! (2022年4月1日 18時) (レス) @page17 id: 30a886adaf (このIDを非表示/違反報告)
らいら＠らむ(プロフ) - 終わっちゃったアアアアアア！ご馳走さまでした...(？) (2022年2月25日 18時) (レス) @page50 id: 307fd0d364 (このIDを非表示/違反報告)
あいりす(プロフ) - 初めまして。本編読みました。とても面白くあっという間に読み終わってしまいました！後日談希望します！ (2022年2月10日 12時) (レス) @page17 id: 85d4e02d65 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：さやか | 作成日時：2022年1月17日 2時
