カタオモイ【伏黒恵】

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-某ファミレス



「「いただきます」」


まあ気まずい。
しかしご飯は美味しい。

黙々とご飯を食べる。



『ん〜…これ美味しい！』

「ほんと？よかった。」



食べてる姿も素敵だ。
私は今、伏黒くんに持たれているピザになりたい。



「そういえば…なんでダイエットなんかしてるんだ？今のままでも十分細いけど…」



細いって言われた…
憧れの人に細いって…






『か、可愛くなりたくて。野薔薇ちゃんも、真希さんも、強いし可愛いから…』

「…女性って大変ですね。そんなこと気にしなくていいのに」




いつも通りのクールフェイスでご飯を

もぐもぐと食べる伏黒くん。
まさかこうやって一緒にご飯を食べれる日が来るなんて。





「なんか、今日ありがとう。ご飯付き合ってくれて。」

『えぇっ、こちらこそだよ』

「俺、Aに嫌われてるのかと思ってた」




伏黒くんに名前を呼んでもらえた今…
そうだ、1年ズで私を名前で呼ぶの伏黒くんだけだ。




『全然…嫌ってなんかないよ』

「気にしすぎって思うかもだけど、凄い避けられてる気がしてたから。」

『まさかまさか』





緊張して話せなくなるから…なんて言えねぇ〜

伏黒くんは少し照れ気味に"よかった"と安心してた。



まさか少しでも私に興味を持ってくれている…？

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