刀剣男士のあの方は海賊が蔓延る世界に (ページ4)

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仁話ページ4

着いた先は広い甲板だった

　『はっはっは、多く人があるな、ほれもっと近うよれ』

　ふむ、警戒を解いてはくれぬか

？「おい、親父はこっちだよい、案内するが…その前に武器寄越せ」

？「お前が親父に攻撃しない保証は無いからな」

　『ふむ、断る』

　周りが騒ついた、まぁ、当然だろう

　『騒ぐでない、此方にも渡せない事情があるんでな、そう簡単には渡せないさ』

　本体だからな、傷つけられたりしたらかなわん

？「…まぁいいよい、こっちだ」

？？「おい、いいのかよマルコ！武器を持たせたまま親父に会わせるなんてよ！」

　ふむ、この男はマルコというのか、良い名だな

ﾏﾙｺ「武器を持ってたとしても親父が負けるなんざありえねぇ、その男がどんな能力を持ってようとな」

ﾏﾙｺ「ということだ、案内するよい」

　『ふむ、よろしく頼むぞ』

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ﾏﾙｺ「ここだよい、親父！入るよい！」

　大きな扉が開く、そこに居たのは大きな男

？「そいつかぁ？無人島にいたっていう男は？」

　ふむ、強い威圧が感じられるな…だが是でも神の端くれ、この程度では根を上げん

　『俺がいた場所が無人島であればそうだな』

ﾏﾙｺ「…おい、今のなんとも思わなかったのかよい」

　マルコと呼ばれていた男が蹲っている、さっきの威圧でやられたか?

　『はっはっは、あの程度の威圧ではなんとも思わん、それより自分の心配をした方がいいぞ』

ﾏﾙｺ「…何者だよい、お前は」

　『あぁ、自己紹介がまだだったな、俺の名は三日月宗近。まあ、天下五剣の一つにして、一番美しいともいうな。十一世紀の末に生まれた。ようするにまあ、じじいさ』

？「あぁ、俺は白ひげだ」
　
ﾏﾙｺ「俺はマルコだよい、ところで十一世紀とはなんだ？」

　『おや、知らぬのか、約1030年前ぐらいだろうな』

ﾏﾙｺ「嘘はつくなよい、人間がそんな生きれるはずがない」

　『あなや、疑われてるな、まあ仕方のないことだ、俺は人間じゃないからな』

白「オメェはどの種族だ?まるっきり人間と同じ姿をしている種族は見たことがねぇ」

　『はっはっは、俺はこの刀の付喪神だ、といっても神の端くれだがな』

ﾏﾙｺ「なっ、だから手放したくねぇと言ったのか」

　『まぁな、刀が折れれば俺もﾀﾋぬ、命である刀を手放したくはない』

　白「そうか…おめぇ、家族は？」