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--- Ren side ---
岸「廉、おはよー！」
『おはよ』
朝から優太のでかい声が教室に響く。
教室の扉に目をむけると、仲良さそうに一緒に中へと入ってくる3人組。
2人と別れて優太だけが俺の方に向かってくる。
『一緒に登校してきたん？』
岸「え？梓とAのこと？」
いやいや、その2人以外に誰がおんねん。
今一緒に入ってきたやろ。笑
岸「そうそう！梓とは家近いしさ」
『へー、そうなんや。』
岸「自分で聞いといてその反応なんだよ〜(笑)」
『あ、そういえば昨日ありがと』
岸「おう(笑) Aが言った時間割と俺の一緒だっただろー？？」
俺のこと信じろよなーって朝から肩を叩かれる。
ごめん、ゆうた。
確かに時間割合ってたよ。笑
正直、時間割とかじゃなくてAちゃんの連絡先が知りたかっただけやなんて言えへんから､､､。
昨日の朝。
クラス発表され、自分の名前を探している時。
梓「同じクラス！最高っ!!」
よっぽど仲良い友達と同じクラスになれたんやろな、喜びに満ちた声が聞こえてきた。
そこには優太の幼馴染の女の子と一緒に抱き合って喜ぶAちゃんの姿があった。
Aちゃんのことは優太や同じ部活の海人の話しに時々出てくるから、喋ったことのない俺でも名前を知っていた。
昇降口で友達と話す彼女の裏表が無さそうな純粋な笑顔を見て、シンプルに仲良くなりたい！ってそう思った。
その後、自分の名前が入った新しいクラス名簿にAちゃんもおることに気づいて、これはチャンスやなって。
思い立ったらすぐ行動派の俺は、その日の夜に時間割を口実に優太から連絡先を聞いた。
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作者名：konko | 作成日時：2019年9月7日 18時
