最高の結婚が出来るまで (ページ8)

今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:24,573 hit

8 ページ8

流石はプロなだけあって順調に事は進み連絡先を交換して現在初対面のためにチョンホソクさんを待っている。

カトクを知らせる音にスマホを見れば赤い服を着ていますとの事。
探そうとスマホを閉じれば続けてカトクが来た。

テテねぇお願いだから返事ちょうだい(T_T)

そのカトクに既読だけつけて今度こそスマホをしまった。

HS「あの、キム Aさん…？」

声をかけられて振り返ればすごく綺麗な男性がいた。

『もしかして…チョンホソクさん？』

HS「おー！良かった良かった！間違ってたらどうしようかと思ったんだよ〜」

大袈裟なくらい胸を撫で下ろす動作をするホソクさんはすごく明るい人だった。

HS「緊張しない？俺、今とても緊張してるよ！こんなに美人な方だって聞いてなかったし！」

『いや、そんな美人なんて…！ホソクさんこそこんなにかっこいい人が来るなんて思いませんでした！』

HS「えぇ！？俺かっこいい？そんな直球で言われたことないから恥ずかしいㅋㅋㅋ

確か同い年だよね？敬語なんて使わないでよ」

『うん！わかった！』

ホソクさんはとにかく明るい人だった。一緒にいるだけで明るくなれるし楽しいし、リアクションが大きいからなんか考えてることが分かっちゃう。

HS「このお店、知り合いが経営してるんだけどすっごい音楽とかオシャレでいい雰囲気なんだ〜」

『へぇ〜！音楽好きだから楽しみ！』

HS「音楽好きなの？どんなの聞くの？？」

そして聞き上手な上に話し上手。1人で話し続けることも無く私に話を振ってしっかり聞いてくれる。
めちゃめちゃいい。たった1日なのに凄く惹かれてる。

HS「あ、ヒョン！いつもの席でいい？」

「あぁ」と背中を見せたまま話す男性がホソクさんの知り合いなのかな？

『本当にいい所だね！この曲、BTSのでしょ？私もアルバム持ってるの！』

HS「ほんとに！？先月出したヤツは？」

『先月のは忙しくて買いに行った頃にはもう売り切れてたんだ〜』

HS「なら貸すよ！俺予約してたんだよね」

ドヤっとした顔を見せれば自然と笑いがこぼれた。
この人と結婚出来たらこうやって毎日笑顔でいっぱいなんだろうなぁ。

HS「お？ごめんね！ちょっと電話出てくる！」

『うん！気にしないで、大事な連絡かもだし』

HS「ありがとう！」

ホソクさんが席を外し、1人になったから何気なく店内を見渡す。