俺が運命変えてあげる？ (ページ17)

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私が予知夢の運命を変えてから5日間が経った
あれからは特に何もなく大学に通って普通に過ごしている

あの後私は、家に着いてだっちゃんからもらった連絡先の紙とにらめっこしていた

『送っていいのかな…』

あのライブで見るAAAの日高光啓…
そんな人と出会い、予知夢で起きるはずだったことを変えてしまって…
私はただだっちゃんの笑顔が守れただけで満足だ
それに連絡して、舞い上がってそれ以上を求めてしまった場合…
ファンとして私は…

結局、送るのをやめてしまったわけだ
笑顔が守れただけで本当に充分だ

彩｢おーいっ話聞いてる！？｣

ひとりで考え事をしていたら隣にいた彩菜が話しかけてきた

『あーごめん聞いてなかった笑
なに？』

彩｢あーやっぱり…
明日、授業で使う大事なプリントを先生から各自もらわなきゃなんだって
それぞれ個々で違うから学生証見せなきゃだってさ～｣

『わーまじかだるいなあ…
って私、そういえば学生証…』

いつも持ち歩いているバッグの中を漁る
花柄のケースを見つけそれを開ける

『え、ない…』

彩｢え！？学生証なくしたの？｣

『うん…でもここにしかいれてないはずなんだけど…』

彩｢どこかで落としたんじゃん！
校内探してみよ！｣

そう言って彩菜と一緒に校内を周りに出た