54話 ページ11
「で、何の様でしょうか。ポートマフィアの森鴎外さん。」
ポートマフィアって芥川とかその部下の金髪の人みたいな人だらけなのかなって思ってたけど。割と個性的な人もいるんだなぁ…。
「あぁ、単刀直入に言うとね。君を引き抜きたいんだよ。うち来ない?」
「却下、です。」
即答しました。
「まずこんな幼女をポートマフィアに入れようと考えついたまでの過程が知りたいですよ。非力の極みでしか無いのに…。」
そう言うと、森さんは急に真剣な目になって言った。
「君が異常だからさ。幼少期の内から機関銃を持ったポートマフィアの構成員の首に切り傷をつけられる程の技能を持っている。
かなり将来が期待されるのだから、出来るなら早い内から引き抜いておきたいでしょ?」
あ…。そういえばやらかしてたっけ…。でもあの人そんな強く無かったと思うけど…。
「あの、私は知っての通り武装探偵社の社員な訳です。武装探偵社は人を助ける職場。私は望んでそこに入った訳ですが…。引き抜く、とか馬鹿な事ほざかないで頂けます?」
そう言いながら、森さんの事を睨みつけた。そしたら。
「あぁっ!睨む姿も可愛い!エリスちゃんどうしよう可愛いよ!」
「変態!」
うわぁ…変態だ。
「とりあえずお断りしますから。帰っていいですか?」
「えぇ…。そういう訳にも行かないのだよ。私こう見えても芥川君よりずっと上の方の人だから。うっかり私の名前を探偵社で言われると困っちゃう。」
この人が上の方の人っ…だと…!?ポートマフィア大丈夫なのだろうか。敵ですが心配です。
「じゃあせめてここから出してもらえません?狭い暇なんにもない。」
「え?あぁ、いいよ。ついでにお腹空いてない?一緒にご飯食べようよ。」
ご飯!ご飯…。トリカブトつかえる!致死量ってどんなもんだっけ。流石に死なすのはどうかと思うしちょっと混ぜて倒れて貰えば…。
(ちょっとでもふつーに死ぬそうですので、真似しちゃだめですよ。コメントありがとうございましたm(_ _)m)
なんて考えている事は勿論顔に出さない。
「はぁ…他にやる事無いし、いいですけど。」
内心もしかしたらこの建物からなら脱出できるかもと思い喜んだ。
まぁ、ここから出ても探偵社へ帰れるかって言われると微妙だけど。
ここが横浜の中なら大丈夫。横浜なら、いっぱい調べたから。
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あーちゃん(プロフ) - 78話のヒロイン達のお話の題名はどのような題名なのですか? (2019年6月12日 0時) (レス) id: 32e2eab4af (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 今更ですが、女医で、せんせいと読む事にしておいて下さい…。 (2019年3月1日 11時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 鼠ちんさん» なるほど…。今後夢主ちゃんに毒を使わせるときはそうさせていただきます!調べて頂き、ありがとうございます! (2019年2月26日 20時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 調べました所トリカブトに含まれる毒性物質の致死量は2~6mgだそうで、トリカブトが4mgでもこれだけの量が含まれている事が多いのでそこまで薄めることは専用の機材でもない限り不可能かと思いますの体重1kgに対し0.3mgの鈴蘭はいかがです?いや猛毒には変わりないですが (2019年2月26日 20時) (レス) id: 1616c0402d (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 今回の様によく知らないくせに使ってる…みたいな所がございましたら、どうぞ現実的なツッコミをいれてくだされば…。 (2019年2月26日 17時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年2月22日 19時