68話 ページ27
昨日、鏡花ちゃんが探偵社に置いてもらえるようになった。それはいいのですが。
「えと…これはどういう…?」
朝起きたら目の前には、料理している鏡花ちゃんがおりまして…。
「同棲。」
「えぇ…。」
これ、敦くんが見たらきっとぎゃぁー!ってなるに違いないなと思う。
幸い、まだ敦くんは寝てるし。
「絶対に敦くん驚きますよ。驚かせる前にどこかに隠れませんか?」
「でも、味噌汁できた。」
「あぁ、ホントだ美味しそう!…じゃなくてですね?」
「冷める前に、どうぞ。」
「そういう意味じゃなくて…。」
いいかけて、何か起き上がる音がした。音がした方を見てみると敦くんが起きていて…。
どうして!?いつも私の二十分か三十分くらい後に起きるのに。考えてはっとする。
もしかして…。
「味噌汁のにおい…でしょうか…。」
取り敢えずこっちに気付いた敦くんはどうなったかというと。
しばらく固まって、「え?」と言いました。
それだけ。
「意外です。なんか叫び声でもあげるのかと。」
「ご近所迷惑だよ!Aちゃんは僕をなんだと思ってるの!?」
「あー、まぁ取り敢えずご飯食べましょうかねぇ。折角美味しそうなお味噌汁ですし。あ、鏡花ちゃん運ぶの手伝います。」
「ん。ありがと。」
「朝から悪いけど取り敢えず色々ツッコませて!?」
朝からツッコみを入れるなんて、元気だなぁ。流石探偵社唯一のツッコみ担当者。
私もたまにツッコむけど、敦くんには負けるような気がする…。
取り敢えず美味しいお味噌汁を頂いたあと、みんなで探偵社へ。
昨日ナオミさんと買ってきたお花(毒)も忘れずに持っていく。
─武装探偵社─
「同棲なんて聞いてませんよ!?」
そう言う敦くんに太宰さんは
「部屋が足りなくてねぇ。」
と答えた。しかし…とまだ何か言いたそうな敦くんに太宰さんは鏡花ちゃんの同意の上だと言っている。
「ちょっと待ってください太宰さん。私も聞いていないのですが。というか一日仕事サボったでしょ?勿論そのサボった一日分の仕事もやってもらいm…」
「分からないかい?敦くん。」
太宰さんは聞かなかった。途中で遮った。いわゆる無視だ。酷い。
手招きしている太宰さんの所へ行った敦くんは、何やらコソコソ話をしたあとで、「分かりました!頑張ります!」と言って席に戻ってきた。
太宰さんは一体何を言ったのでしょうか…。
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あーちゃん(プロフ) - 78話のヒロイン達のお話の題名はどのような題名なのですか? (2019年6月12日 0時) (レス) id: 32e2eab4af (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 今更ですが、女医で、せんせいと読む事にしておいて下さい…。 (2019年3月1日 11時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 鼠ちんさん» なるほど…。今後夢主ちゃんに毒を使わせるときはそうさせていただきます!調べて頂き、ありがとうございます! (2019年2月26日 20時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
鼠ちん(プロフ) - 調べました所トリカブトに含まれる毒性物質の致死量は2~6mgだそうで、トリカブトが4mgでもこれだけの量が含まれている事が多いのでそこまで薄めることは専用の機材でもない限り不可能かと思いますの体重1kgに対し0.3mgの鈴蘭はいかがです?いや猛毒には変わりないですが (2019年2月26日 20時) (レス) id: 1616c0402d (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ麻呂(とよ)(プロフ) - 今回の様によく知らないくせに使ってる…みたいな所がございましたら、どうぞ現実的なツッコミをいれてくだされば…。 (2019年2月26日 17時) (レス) id: 06dfc878d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ましゅ麻呂(とよ) | 作成日時:2019年2月22日 19時