LOVEとLIKE ページ15
『それって一体… どういうことなんですか？』
私の勘違いなのかな…
なんて思っていたら先輩はしまったという顔をした
イギ「えっとだな… つまり、あいつは友達だとは思われたくなかったって言うかよ…」
頭をぽりぽりと掻きながらいう先輩
『さっきとあまり変わってませんっ！ なんで友達じゃないかって聞いてるんですっ！』
イギ「ええっと… その、だな… まあ要するに、好きな女には友達じゃなくて一人の男としてだな…」
『え…？ じゃあ私のことを一人の女として見ていたと？』
もごもごとしている先輩の声にかぶせてしまう
イギ「そうそう！！ そういうことだ！ お前も、まあその… 好きな男、とかいたらそっそうだろ？」
”好きな男”なんて言葉に脳裏にあの人が浮かんだ
イギ「そのっ… お前も、好きなやつ、いんのか？」
『ええっ！ あっ、えっと…』
思わず顔が赤くなる
イギ「…そっか、いんのか」
一瞬悲しそうな顔をした先輩
『先輩？ どうかしましたか？』
イギ「ああ… あのよ、こんな時にこんなこと言うのはどうかと思ったが。 お前に伝えたいことがあるんだ…」
なんだか胸の中がざわざわした
なんで？
『何ですか？』
イギ「何も言わずに聞いてくれ… 俺、お前のこと気になってた」
ドクドクとなる心臓
イギ「最初はみんなと同じで俺たちの顔しか見てくれないと思ってた。 でも、日に日にお前のこと知っていくうちになぜか惹かれていった…
たぶんこの気持ちは”ＬＩＫＥ”じゃなくて”ＬＯＶＥ”だと思う」
人生二回目の告白あまりにもびっくりして、声が出なかった
返事はもちろん決まっていた、でもこの告白に返事をしたらこの関係が崩れてしまいそうで…
生徒会室での出来事がまるでなくなってしまうような気がして…
イギ「…無理して返事はしなくていい。 わかってるから…」
『えっ…』
先輩の言葉に驚き思わず声が出る
イギ「ルーマニアだろ？」
ピンポイントで当ててきた先輩
『なっ！！！』
イギ「ははっ！ ずっと見てたんだ、わかるにきまってるだろう？」
そんなにずっと見ていてくれていたんだ…
そう考えると嬉しかった
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emma(プロフ) - めっちゃ面白い！！！続きが気になります〜 (2016年12月29日 23時) (
レス) id: e50d21aeac (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - ノル君これからどうなるのぉぉぉぉぉぉ！！楽しみです！更新待ってます！ (2016年10月11日 7時) (レス) id: df197d3a4f (このIDを非表示/違反報告)
鈴乃(プロフ) - 更新、待ってますね！ (2016年2月6日 20時) (レス) id: 7c9c384a0b (このIDを非表示/違反報告)
折り紙 - 最近また更新されるようになって嬉しいです！...けどなにやら波乱が...？更新御待ちしております。 (2015年11月16日 23時) (レス) id: 4eb57003b3 (このIDを非表示/違反報告)
ルノアmoru@マギ(プロフ) - のるみんさん» ありがとうございます！りょかです！ (2015年5月24日 18時) (レス) id: fa9b867978 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のるみん | 作成日時：2015年1月17日 23時
