35話 ページ36
「あ、また落ちた」
「Aちゃん？！ちょ、俺一人む……………おわた」
私が画面外からいなくなった瞬間、玲斗もキヨさんの使うピカチュウで画面外へ吹っ飛ばされた。
「いぇ〜い！また俺たちの勝ち〜！！」
「これで………えと、何回めだ？」
「ワカンナーイ。もう二十回めじゃない？」
20回目？いや、30回目ぐらいではないだろうか。数え切れない程やっていることは確かだ。
キヨさんとP-Pさんは強い。
もともとP-Pさんはスマブラをやったことがあると言っていた。
その名の通りP-Pさんは強かったが、負けず劣らずキヨさんも強い。
最初は間違えて自滅したり油断して(なぜか)私に吹っ飛ばされていた。
「クソ…ッ！ぺーぺーのあの顔、腹立つ〜！！」
「ま、俺たちには勝てないよな」
「キヨくんも強すぎ〜…」
うわ〜、と項垂れる玲斗さんの隣で欠伸をする私。
それを見てP-Pさんは、
「あ、ごめんね。こんな深夜まで付き合わせちゃって。
「いえ、大丈夫です。楽しかったですし」
と、優しい言葉をかけてくれた。
しかも、来客の前で欠伸とは、失礼だった。
「あ、ホンマや。もう1時過ぎとる。
Aちゃん、明日学校あるっけ？」
「いや、明日はないと思います」
「なら、よかった。今日はもう部屋に行って寝な」
「……はい」
たまに玲斗さんは私を小さいこの様に扱うことがある。
玲斗さんと私はそんなに年齢差もない。普通の兄弟でもいる様な年齢だ。
なのに、なぜこんなにも子ども扱いするのか、不思議に思いながら、寝室へ向かうことにした。
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狐（こん）(プロフ) - ちゃんかなさん» ありがとうございます（笑）更新頑張ります！ (2016年2月17日 6時) (
レス) id: f4965b3329 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんかな(プロフ) - 嬉しくて…嬉しくて…言葉に…出来ない…wwタイトル、さだまさしっぽいww楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 92b328d118 (このIDを非表示/違反報告)
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