32話 ページ33
案の定、牛沢さんは酔っていた。しかもかなり。(キヨさん談)
「うっしーなんで飲んできたのさ」
「あー…飲んでたときにレトルトに誘われた」
「そんで酔っ払ったままきたと…誰と飲んでたん？」
「ふわぁ……こむぎ」
「デグーともいけんのか。凄え」
ちょっと意味がわからない話をしている牛沢さんとキヨさん。
こむぎって女の人のことかと思ったらデグー。生き物なのね。
「もー！うっしー！Aちゃんに謝ってや！」
「レ、レトルトさん。もう大丈夫ですから」
「Aちゃんが良くても俺が良くない！」
寝かけている牛沢の周りでワーワーと騒ぐ玲斗さん。
確かにあの時は怖かったけど、まぁあれは酔ってたみたいだし(
あまり牛沢にも怒ってもないし。確かに牛沢さんの言う通り私が悪かったかもしれないから…
「…悪かった」
「…私こそ…すみません」
お互い頭を下げ謝ると、耳元でパァンと音が鳴る。
うるさい…
顔を顰めて振り向くとキヨさんが満面の笑みで手を合わせていた。
「よしっ！じゃあゲームすっか！レトさん！コントローラー持ってきて！」
「俺ぇ？！」
「当たり前でしょ。ここレトさん家だもーん」
そうだけどさぁ…と、ぶつぶつと言いながら二階へ向かう玲斗さん。コントローラーって二階にあるっけ？
プルルルル、プルルルル
「…？電話？」
突如鳴り出す玲斗さんの電話。
急いで電話を鞄から出し、玲斗さんに渡そうとし、手に取る。
すると、キヨさんはそのケータイを私の手から奪い取りその画面を覗き見る。
「あ"っ、雪さんじゃん」
「えっ？！嘘…」
キヨさんが声をあげると、P-Pさんも続けて顔を引きつらせる。
…え、なんで？
私は、ただ頭の上にハテナマークがあるだけだった。
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狐（こん）(プロフ) - ちゃんかなさん» ありがとうございます（笑）更新頑張ります！ (2016年2月17日 6時) (
レス) id: f4965b3329 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃんかな(プロフ) - 嬉しくて…嬉しくて…言葉に…出来ない…wwタイトル、さだまさしっぽいww楽しみにしてます！更新頑張って下さい！ (2016年2月16日 22時) (レス) id: 92b328d118 (このIDを非表示/違反報告)
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