届け、この声 ページ35
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明治神宮前〜渋谷間
［虎杖！ いいニュースだ！］
全力疾走をしていたAは耳元のメカ丸の声に耳を傾ける。
［奴ら、封印した五条ヲ地下五階から動かせなイ！］
「なんで！」
［五条悟だからダ！］
「ハハッ、納得！」
封印した五条を敵が持ち帰ってしまうこと。
それを冥冥もAも一番危惧していた。だが、そこはやはりさすがの五条と言うべきか。
Aは口角を上げた。
［包囲網を作るゾ！ 渋谷駅各地下鉄路線の隣駅から術師を向かわせロ！ 術師を入れない帳が上がり次第突入ダ！］
敵が逃げられないように網をはる。
そのためにはこの付近に集結している術師たちに今の状況を知らせなければならない。
「向かわせろって言われても……伊地知さんとは連絡つかないし……」
しかし、どうやって知らせるか。
連絡手段である伊地知とはしばらく前から音信不通になっていた。
Aの目に、民間人を閉じ込める帳が見えた。
息を吸い、それに足を踏み入れる。
その瞬間、Aが見た光景は。
「だ、だれか……！」
「死にたくない！！」
呪霊に襲われる人の姿だった。
すぐさま人数を把握し、拳に力を込める。滑らかな動きで視界に入る呪霊をすべて祓い、Aは近くのビルの屋上へ登った。
渋谷に来ている術師の中に、信頼できる男がいたことを思い出したのだ。
渋谷にはいるとわかっているが、詳細はわからない。とにもかくにも大声を出さなければ。
Aは深く深く息を吸い込んだ。
「ナナミーーーーーン！！」
自分の大声に頭がぐらりと揺らいだ。
しかし、そんなことで彼の名を呼ぶのをやめるわけにはいかない。知らせなくては。
「ナナミンいるーーー！！？」
届け、
届いてくれ、
「五条先生があっ！」
どうか
「封印されたんだけどー！！！」
この日本を、助けなくては。
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RENKA - ついに五条先生が封印されちまった…夢主ちゃん達頑張れ！ (2021年10月31日 0時) (
レス) @page33 id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - さーまさん» さーまさん、コメントありがとうございます！呪いの王は渋谷事変で完結を予定しています！それまで更新が不定期になりますが、どうぞよろしくお願いします！夢主ちゃん！がんばれー！！ (2021年10月6日 17時) (レス) id: 64b7ea7410 (このIDを非表示/違反報告)
さーま(プロフ) - ああついに渋谷事変突入...夢主ちゃん(泣) メンタル持つか心配ですが更新楽しみにしております！！ (2021年10月6日 15時) (レス) @page27 id: b41a80569b (このIDを非表示/違反報告)
柊(プロフ) - RENKAさん» RENKAさん、コメントありがとうございます！ようやく続編に行けました……！これからも不定期ですが更新していくのでどうぞよろしくお願いします！ (2021年8月21日 11時) (レス) id: 64b7ea7410 (このIDを非表示/違反報告)
RENKA - 続編おめでとうございます！いつも楽しく見させて頂いております、自分のペースで無理せず頑張って下さい応援してます♪ (2021年8月20日 12時) (レス) id: b5b9f86a00 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柊 | 作成日時：2021年8月15日 0時
