九話 日常 ページ10
朝重い瞼をあけ、髪をセットして階段を降りる
昨日早く寝たせいか、早めに起きてしまった。
それ故にいつもは玄関で見る父は、リビングで朝食
を食べていた。
「…今日は早いな」
「うん…」
長い沈黙が続く、なんせ父さんと会話するのは学校の提出物に関して話した時以来、それに
朝こうやって話すのは案外初めてだったりする
「あら、お早いお目覚めですね〜朝食ぱぱっと作っちゃいますね！」
そんな沈黙を破ったのは家政婦さんだ、今日もまた、美味しい朝食を作ってくれるのだろう
父さんは黙々と食べ続ける
やはり、私には興味が無いんだろう小さい頃から父さんとは口を聞かない。
喧嘩も滅多にせず、お互いの生活に鑑賞することはほぼ無い。
母さんの事は聞かないようにしているが、1度だって会いたいと思ったことは無い。
それくらい家族とは薄い関係なのだ。
兄さんにはたまに買い物に付き合わされる。
彼女への贈り物を一緒に選んで欲しいとの事だ、でもやはり買い物する時の会話は少なく、
兄さんに退屈な思いをさせているのは重々承知だ、だから私から誘うことはほぼない。
あったとしてもそれは重いものを買う時だ、そんな家族と一緒に暮らしているのだから
友達がいないのも当然だろう…多分
だがやはり家政婦さんがいることには結構影響を受けている
お喋りが大好きで、私が元気がない時そばに居てくれる。
そんな家政婦さんがとても好きだ。
きっとうちの家族は家政婦さんによって保たれているのであろう
彼女がいなかった我が家を考えると…学校に住んだ方がマシだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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konbu_yume0106(プロフ) - ご感想ありがとうございます！これから完結まで頑張って更新していきます！ (2021年11月23日 11時) (
レス) id: 0ecaccae8c (このIDを非表示/違反報告)
宵子 - 続きが気になる (2021年11月23日 4時) (レス) @page4 id: fa673cd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：konbu_yume0106 | 作成日時：2021年11月23日 0時
