十話 もしもの妄想 ページ11
その後、父さんとの会話はなく朝食を食べて、自室へ戻り、制服へ着替えた
しかし、それでも時間が余ってしまった。
もういっその事早く出てしまおうか？いや、しかし…もしも神代君がいつも早めに学校へ来ていて、
出会ってしまったら？
あの時は友人が居てくれたから良かったものの今回は1人だ、きっと私はパンクしてしまうだろう
彼に迷惑をかけるのは避けたい。
だがもし、そうなったら彼はどうするのだろう？保健室まで運んでくれるのだろうか、
例えばそう、おっ…お姫様抱っこで…
いやいや私は何を考えているんだ…少女マンガか？まぁ読んだことないけど…
トースト咥えた女の子と角で〜という展開くらいは知っているが、そんなことも起こるはずがない
だんだん考えが脱線してるな…
とにかくそんなことになるはずが無い、きっと門のそばにたっている先生に預けられるだろう
そもそも、私が早く行かずいつも通りの時間に行けばいい
そう考えるや否や、スマホの時計を見るともう出発の時間になる寸前だった。
どんだけ考えこんでんだ、と思いながらも足早に家を出た。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿___＿
今日はいつも通りの時間に着いた。
「やっほー今日はいつも通り来れたねえらいじゃーん」
そんな彼女を無視して、私は"彼女の座っている"自分の席に座る
「ちょ、重い重い〜てか、無視なんて酷くなーい？」
「はいはい、そんなことないない」
「ごめんって〜ほら退くから立って！」
「このままずっと座ってHRで先生に怒られな」
「わっあんた言うようになったね〜」
こんなおちゃらけた会話今までしたことがあっただろうか？心做しか彼女の口調もいつもより
明るい気がする。そんなに私は変わったのだろうか？そう思いながらも彼女の膝から降りて、
また自分の席に腰掛ける。
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konbu_yume0106(プロフ) - ご感想ありがとうございます！これから完結まで頑張って更新していきます！ (2021年11月23日 11時) (
レス) id: 0ecaccae8c (このIDを非表示/違反報告)
宵子 - 続きが気になる (2021年11月23日 4時) (レス) @page4 id: fa673cd03f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：konbu_yume0106 | 作成日時：2021年11月23日 0時
