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dt 視点
俺のファーストキスは、中学2年の時だった。
学校では、男子の中で、遊びの罰ゲームとして、女子に告白したり、誰かにキスしたりすることが流行っていた。
俺と翔太は、そういうのにあまり参加せず、休み時間はダンスばっかりしてた。
でも、その日は俺だけ強制的に参加させられたんだよね。
案の定、負けたのは俺。罰ゲームは、誰かにキスをすることだった。
見られてなくても、誰かにキスをしたってことだけ報告するだけでよかったから、本当はしてないけど、したってことにして誤魔化そうと思ってた。
だけど、その日はダメだった。
その日の夜、お風呂に入る前に、先に風呂に入った翔太がなぜか俺のベットで寝転がっていた。
ちなみに俺たちの2段ベッドは、上が翔太で下が俺だ。
小さい頃、高い所がいい！って翔太が上になった。
｢翔太、なんで俺のとこで寝てるの？｣
nb｢ん〜？上あがるのめんどくさくて。｣
まぁ今だけならいいかと思い、お風呂に入った。
その日、家族の中でお風呂に入るのが最後だったから、もう弟たちは寝てたし、母さんたちも自室にいた。
家が真っ暗な中、俺たちの部屋からは明かりが漏れていた。
静かにドアを開けると、翔太が俺のベットで眠っていた。
すぐに起こそうとした。
だけど、その時、罰ゲームのことが俺の頭をよぎった。
普通ならおかしい。
兄弟の、唇を見て、こんなこと思うはずない。
だけど、その綺麗な唇を見たら、止められなかった。
俺は、静かに翔太の唇に、自分の唇を重ねた。
心臓の音で、翔太が目を覚ますんじゃないかと思うくらいドキドキした。
唇を離そうとすると、寝ぼけた翔太が俺の首に腕を回してきた。
俺はめちゃくちゃ動揺して、唇を離そうとしたが、寝ぼけた翔太の腕はすごく重く、ずっとキスをしたままだった。
どうにかして翔太の腕をどかして、仕方ないから、眠ったままの翔太を俺のベットで寝かし、俺は翔太のベットで眠った。
まぁ、眠れるわけもなく、明日罰ゲームの言い訳どうしようと、一晩中考えた。
結局、次の日翔太は俺のベットで寝たことすら覚えておらず、俺はホッとしたのかどうなのか･･･。
これが俺のファーストキス。
どう？刺激的でしょ？
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まな(プロフ) - 初めまして。楽しく読ませて頂きました。ゆり組の恋、よかったです。もどかしい赤さん。素直になる青さん。未来の約束をする二人。私は、ゆり組のその後、読みたいです。この二人どうなるのかすごく気になります。作品様のご迷惑や不都合がなければ、ぜひ読みたいです！ (2021年9月3日 19時) (
レス) id: ea11267275 (このIDを非表示/違反報告)
わを - 完結おめでとうございます！ (2019年11月15日 21時) (レス) id: 23c5fcfe07 (このIDを非表示/違反報告)
わを - いつも楽しく読まさせて頂いております！今回のお話もとても面白くて1人で和んでました。これからも更新頑張ってください！ (2019年10月4日 22時) (レス) id: 03f44669e8 (このIDを非表示/違反報告)
親子丼LOVE?(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！特にゆり組のダテさんが近くにいるのを確認しないと寝れないしょっぴーがやばいです！！応援しています！ (2019年9月8日 16時) (レス) id: 2f2a82846c (このIDを非表示/違反報告)
わを - いやもうこんなに神的なお話をかけるなんて作者さん神ですか？いつも楽しみにしています。これからも更新頑張ってください！ (2019年9月5日 4時) (レス) id: 03f44669e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：昆布 | 作成日時：2019年7月31日 19時
