杉山紀彰（声優）さんが病気です。

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「…ストレス、溜まってるんですか？」


遠慮がちに、しかしストレートに聞かれて思わず苦笑する。


「ん、、まあね、色々と…」

そんな返事しか返せない自分に苛立つと同時に、これでいいんだ、と考える冷静な自分もいる。ただでさえこれだけ迷惑をかけているのに、これ以上は…








「いつもそうだ。」


「え？」


意味を図りかねて聞き返す。


「いっつもそうだ。人のことは心配するくせして自分では誰にも頼らない。」


彼の強い口調に、、また胃が痛くなってきた。



「っご、ごめん…」


そう呟いてお腹に手をやる。




「体調が悪くても人には言わないで、いっつも1人で苦しい思いして…」



痛みをます胃をぎゅっと押さえつける。




「こっちは心配もさせて貰えないんです。辛いですよ。」


「っ、、ごめん、っ、なさ、、」



痛くて、苦しくて、涙が出てきた。


安元くんはこっちを向いてくれない。ずっと目を逸らしたまま…


(嫌われた、かな…)


そう思った時、



「〜っ⁉ った、い、たい、、う、ぁ、、」


今までで一番強い痛みが襲った。


「ん、っ、、、った、い、、」


思わず顔を歪めて体を丸める。


「っ杉山さん！ご、ごめんなさい！そんなつもりじゃ…」


心配しないで、安元くん。君のせいじゃない。

そう言いたいのに、口から漏れるのは呻き声
だけだった。



おれが弱いだけだから、自分を見せられないおれが悪いだけだから、



「ん、、だ、、いじょ、ぶだから、、っ、」



大丈夫だから……

そんなに、泣きそうな顔しないでよ。

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