粉雪【１】

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＊朝香SIDE＊


１時間目の授業が終わり、次が移動教室だったため、準備をして

未来とAと教室を出ようとしたとき。


忠「あっ！大崎〜！」


愛しい人の声。

振り返るとそこには片思いのあの人の姿。


朝「大倉…！//」


Aと未来はニヤニヤして私から離れてく。

しまいには…


あ「先行ってるね〜。」


…行っちゃった。


忠「あ…移動やった？急いでる？」


朝「ううん！全然！」


顔が赤いのがバレない様に下を向く。

ふと思い出す。


朝「あ…プリクラ？」

そういえば今日渡すって言ったっけ？


忠「へ？あぁプリクラ！…ってちゃうわぁ！」


…ノリツッコミ！？


なんか嬉しい！//


朝「え…じゃぁ何？」


忠「さっき3人でAちゃんが恋したって言うたやん？…誰なん？」


……。


朝「聞いてたの！？」


忠「おん。プリクラ貰いに行ったら話してるんやもん。」


朝「そっか…//」


忠「…安？」


朝「へ？」


いきなりの質問に変な答え方をしてしまう。

は、恥ずかしい！///


忠「Aちゃんの好きな人…。ちゃうかったらどないしようって心配やったんよ。」


あ…そういえば昨日Aと別れたとき聞いたな…。


安くん、Aが好きなんだっけ。

心配してたんだ…なんて優しいんだ！


朝「…実は…。」


私はAが安くんに恋をしたと言った。


それは知った大倉は飛んで喜んでた。


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