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「 夕飯の献立 」 ページ39

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「 どうした? 食べんのか?
金の事は気にするな。 今日は俺が持つ 」

「 手ぇ付けるじゃねぇぞテメェら。
この面は何か企んでる面だ
また禄でもねぇ話持ちかけに来た面だよこれ 」

『 …頂きます 』

「 ふっ、邪推は寄せ。 召し上がれ 」

「 ちょ お前自由なのはいいがちょっとまて 」

食べ進めてた手を止め
目線を銀時の方へと向け溜息を吐く

銀時の頼んだものを手に取り 満面の笑みで一口掬う

『 高い所の甘味は外れなしだね〜?
ほーれほれ欲しいだろう 君が大好きな糖分〜 』

「 ハル君の意地悪ううっ! あむ、……うまいっ 」
「 あ゛ぁ゛! 銀さんが落ちたァー! 」

今度は新八君の品を手に取り

『 新八く〜ん。美味しそうなお肉だよ〜?
君が食べないなら食べちゃおうかな?
久しぶりのお肉なのに良いのかな〜? ほらあ〜ん 』
「 美味しいで゛す゛ 」

口にしたの見て 笑った
神楽ちゃんに重要な事を伝える

『 はい、神楽ちゃん頂きます 』
「 ヒャッホーウ! 頂きまーす! 」

男二人は泣き乍ら食べてる
ふふ そんなに悔しいのか

「 今回の要件を簡潔に話すとエリザベスが捕まった
俺が迂闊だった エリザベスは常に俺の側に居た、
役人に目をつけられても可笑しくは無かったのだ 」

「 んで? 一体誰の仕業だ 」

「 遠山珍太郎なる極悪奉行。

私欲の為に金さえ積めば
汚職から何までやって退ける悪党。

このままでは確実にエリザベスの首が飛ぶ…!
頼む銀時。 エリザベスを救い出すのに手伝ってくれ 」

「 ふ〜ぅん…、 」

奉行所に捕まった者を助けるには知られてはいけない
秘密裡に救う事が出来る手立ては

隠密行動が得意な忍びに頼もう

という事で
さっちゃんさんの働いている場所を突き止め 向かった

「 え? 奉行所に忍び込むですってござる? 」

「 いやあ此奴がね
どうしても行くって聞かねぇんだわ。

で、お前って忍者じゃん?
そういうの得意そうじゃん? 頼むわ 」

「 頼むって何をで御座る? 」

「 此奴を忍者にしてやってくれ 」
「 忍者ナメてるで御座るか? 」

「 取り敢えず語尾に御座る付けるらしいぜ 」
「 御座るじゃない桂だ 」

「 そんな一朝一夕で
忍者になりたいって言われてもね 」

「 あたいらはね!
血の滲む様な試練を乗り越えてクノ一になったの!

ナメんなよで御座る! 」
「 店長、貴方男でしょ 」


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作者名:こなた | 作成日時:2017年7月4日 17時

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