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「 この目で見定めます 」
「 気が早いんだよ
今から小姑臭がプンプンするぜ 」
「 もしその子が
けんという名前だったらどうするんですか?
一人の偉大なコメディアンが誕生してしまうのよ 」
「 居ねーよ そんな名前の女! 」
「 あ、それっぽいの来たアル! 」
『 派手… 』
青髪に猫耳。 膝上丈の着物に靴下
清潔かって言われたらそうでもない服装
自分の事良く分かってる人だなぁ
「 何あれ…
猫耳じゃないの! 聞いてないわよあんなの! 」
「 あれだよ あれ。 愛は星をも超えるって奴? 」
「 冗談じゃないわよ!
私は猫が大っ嫌いなの、犬派なんです 」
突撃お姉様になりそうな妙さんの手を
咄嗟に掴み 足を止めさせた
銀時も同じ事をして変な格好にさせてしまった
「 待て待て、犬も猫も似た様なもんだろ 」
『 分かります、分かりますよ
犬の方が忠実で素直で一途で可愛いですもんね 』
「 もしかしたらあれも犬の耳かもしれんよ 」
『 狼、狼かも知れません 』
「 犬だったら犬で志村家に嫁いだ犬
志村犬の誕生だろうがッッ! 」
「 何その強引な誕生のさせ方!
結局テメーは弟離れ出来てねーんだよ!
俺ァてっきり新八の方にその気があると思ってたが
とんでもねぇ! ブラコンはオメーの方だったよ!! 」
「 誰がブラコンよ!
私はリモコンで操作出来る様な
都合の良い女じゃありません! 」
「 それラジコンだろーがっ! 」
『 ブラコンでもラジカセでも何でも良いんで
彼方に突撃しようとしないで下さい 』
開始早々こんなのでどうするんだ
尾行出来なくなっちゃう
観察したいなら少し落ち着いてほしい
『 駄目だった場合の材料を探す都合の良いデート!
落ち着きましょう、ねっ! 』
「 フーッ、フーッ……
落ち着いたわ 有難う、行きましょう 」
「 追い掛けるネ! 」
「 はぁ……助かった 」
取り敢えずは落ち着いたみ
二人を追い掛け 着いた場所は喫茶店
「 こんな所まで尾け回して
人の色恋沙汰に首突っ込むのは野暮なんじゃねーの 」
万事屋の社長がそれ言っちゃいけない事だと思う
反論しようとした二人が纏めて喋り倒す
既に半ギレなんですけど 何に対して怒ってるの
「 うっせぇ! 同時に喋んじゃねぇ! 」
新八君見てよ
顔を真っ赤にさせ 飲み物を飲もうとした
飲み物って目から飲めるっけ
飲めないよね。
零したのを猫耳さんが叩いて拭き取る
今度は泣き出し猫耳さんの方も目で飲み出した
阿呆しか居ないのか
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作者名:こなた | 作成日時:2017年7月4日 17時