【銀魂】僕の世界三【男主】 (ページ19)

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さっきまで無心に犬の餌食い続けてたのになァ

ヤダヤダ。大凡予想付くぜ

「旦那、ありゃァ一体何だったんですかぃ」

確実にハルの事だ

此奴は彼奴を本気で慕ってやがる
だからこそ気になるんだろうなァ

でぇもぉ？

「あれって何だ」

「ありゃりゃー、はぐらかされちまいました。

ハル兄さんの事です
あの時の反応ありゃ何ですかィ？

目を見開き虚ろな目をしたと思いきや
目を揺らし続けて。正直異常でさァ」

「さァな。知りたきゃ彼奴本人から直接聞け」

「聞いてもハル兄さんの事でィ

言わないに決まってる」

「御名とーう。
分かってんなら何も聞くんじゃねーぞ」

「 ……何も調べるなって事ですかィ？」

流石だな。観察眼、理解力、察しが良い
どんな糞サドでも
真選組。警察。隊長の肩書きは伊達じゃないねェ

末恐ろしい餓鬼だ。ムカつく程に

「そーいうこった

無闇矢鱈に探りを入れたら彼奴キレるからな？
怒られたくなきゃやめとけ」

これは嘘。大嘘だ

今の彼奴なら細かい事は気にしねェで話してくれる
でも彼奴から見た沖田君には話し難いだろうな

彼奴より。彼奴の執事の方が厄介だろ

「おい…………

さっきから何の話してんだ？」

「空気読めよ糞マヨラー」

『静かに乗ってね、暫く喋っても駄目ですよ』

「「はーい…！」」

小声で返してくれる
随分と良い子達が多いみたい

でも自分の個性を殺してない
良い育ち方してるこの子達

「良いのですか…、」

『自分のやりたい事やってるだけですから
気にしないで下さい』

嫌な予感しかしないから
和尚さんの格好をしてるんだ

その格好をして僕が馬を進行させる

一筋縄じゃ行かないかなあとか思いつつ
淡い希望、天人である事を胸に抱く

「そうですか……ん？あれは、スミマセン少し」

『ええ、良いですよ』

あれは神楽ちゃんと新八君？
目立つなぁあの格好

しかもあんぱん。
こし餡のあんぱん美味しいよ

少し話すと直ぐに戻って来た
どうやら追って？が来たみたい

これから僕は物凄く馬鹿な事をすると思う
でも馬鹿だから馬鹿な事しか思いつかないんだよね

和尚さんが荷台に乗り、布をを少し閉めた

それでいいんです
目も逸らせなかった人間が初めて目を逸らすんだ

こんなので少し悪いけどね

正しく全力疾走
馬にも後で褒美をあげなきゃね

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