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「 良い? 貴方は前の女!
此処に来て良い筈が無いの! 」
『 いやあの、違ッ 』
「 あら否定は何かを隠したい証拠?
ねえ銀さん。 まだこの女の人と付き合ってるの? 」
「 ちっげぇつってんだろ! 」
「 銀さんまで…!
あ 分かったわ、私を嫉妬させる方針ね? 」
「 ハル兄さんの目が死んで…… 」
「 絶対怒ってるアル 」
「 目は口ほどに物を言う 」
「 超怖いヨ…… 」
話を聞かない人の話を聞く義理は無し
故に人間としての値無し
そして眠い。
『 邪魔です退いて下さい
そこは人間様の通る道です。
家畜が居て良い道じゃありませんよ 』
「 Sが発動したァ! 」
「 しかも無自覚アル! 」
「 なっ何よ…! 」
伝わりませんでしたか
垂直に伝えましょう、馬鹿にも分かる様に
『 邪魔だと言ってるんです。 目障りです退がれ 』
「 い、言い切ったァ! 」
「 姉御以上に怖いヨッ! 」
「 笑ってるけど笑ってないから怒って見える…… 」
「 銀さん小便漏らしそう……うちの子怖えぇよ… 」
「 う、ぅぅぅぅっ…! 」
お。 退いてくれた
ふふん 話が分かるじゃないですか
では襖を開け 布団に飛び込む
あぁ用意して居てくれてたんだね 有難う 誰かさん
『 おやすみ 』
「 「 「 お、おやすみ…… 」 」 」
爆睡してたお陰で眠気取れた
銀時が叫んでる。 動くの面倒
ぅぅ 仕方ない動くか
「 俺のプリン知らねぇかァァッ!? 」
「 らない…け…! 」
「 ぁ… 」
「 巫山戯んな!! 」
『 お早う〜ッ……ふぁあっ 』
欠伸をしながらお腹を掻く
寝起きって肌が痒くなる
何でだろ
「 あ、ハル兄さん… 」
『 なにこれ 』
「 おい! 押し掛け女房の次は
俺の可愛いプリンに嫌がらせかテメェ
この家のパワーバランスは
先ず俺と其処に居るハル 後に甘味だ! 覚えとけ! 」
床に散らばるこれは何だ?
納豆に豆腐?
甘い匂いがするから豆腐じゃないな
プリン?
うわぁ勿体無いなあ
「 おい!! 甘味がNo.3かよ! 」
神楽ちゃんが安易に手を出して粘り絡め取られてる
お風呂沸かそ
「 そんなに照れないで良いのよ、はいお食べ! 」
「 あーってこんなもん食えるカァァッ 」
「 大丈夫ヨこれ案外行けるアル 」
「 お前が食うなァ! 」
「 テメェで食わねぇのに勝手にプリンに
デコレーションさせんなバカヤロー 」
チョコアイス無かったっけ? 棒付きの
チョコチョコアイス
濃厚で美味しいんだよ
お、あったあった
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作者名:こなた | 作成日時:2017年7月4日 17時