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「 我が家 」 ページ31

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「 下着泥棒? 」

「 そうなんですよ
万事屋に泊まり込んだ日に二回もやられたらしくて 」

美人さんも美人さんで大変だなー

下着泥棒が起きたとなれば
常日頃から警戒してなきゃいけなくなって来た

頼んだ甘味を口の中に含みながら
話を受け流す

絶対妙さん下着泥棒の事殺そうとしてるでしょ
現に今 銀時の顔を拳で潰した

流石に殺しは駄目だよ。 うん

「 んで何が望みだ?

決闘に必要だから取り戻してぇのか
戻ってくれば気が済むのか 」

「 パンツを取り戻した上で
盗んだ奴を血祭りに上げたい 」

「 下着ドロなんて女の敵アル

姉御私も人肌脱ぎますぜ! 」

「 まぁ。 神楽ちゃん……よォしよく言った。
付いて来い、姉妹の盃を交わすぜ 」「 うぉっす 」

「 待て待て! 死人が出るよ!
君等二人はやばいって! 」

一応自分の姉がやばいって事は理解してるんだぁ
にしても此処の甘味美味し

「 不味いよ、
最強コンビがユニット組んじゃったよ 」

「 ほっとけ、星の目星はもう付いてるだろ? 」

近藤さんが机の下から這い出てきた
これは疑われても致し方ない

徐に取り出した新聞を広げ
一面を飾る怪盗褌仮面さん? の部分を見る

鼠小僧の下着版とか良く思い付くよね
新八君の喩えちょっと面白いと思う

「 このパンツにはそういう事情が…… 」

『 う、うわあっっ!! あああっ!? 』

「 何ですかこの初な反応は 」
「 ハルはこういうのには慣れてねぇ
知識は恐らくある だが 慣れてねぇ 」
「 つまり貴重な男児 」

『 ああっ あああっ 』

頭を机に伏せ 蠢く

下着を公衆の面前でしかも女性の下着を!
常識的に考えて可笑しいでしょうっ

「 というか、
何で俺がモテねぇの知ってんだ! 」


「 第三十五回、
チキチキ褌仮面を捕まえろだいさーくせーん 」

どんどんぱふぱふー

近藤さん赤面。

姉上の下着を守る事も使命だとか言ってるけど
それ受け入れていい事なの

「 うちの局長は
底の浅い言い訳させたら天下一品ですねェ 」

『 言い訳だったんだやっぱり… 』「 おおい! 」

「 というか何で真選組迄居るんですか… 」

「 復讐でさァ、ね? 土方さん?
土方さんに施しパンツを送るたァ
馬鹿な奴も居やしたもんでさァ 」

沖田さんが土方さんに施し下着を見せつけた瞬間
一瞬で粉々に

何があったんですか
いつもより目が開いて 殺気立ってる

嫌な予感がし銀時の背中にくっつく
そりゃもう凄い位にくっつく

有袋類動物です


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作者名:こなた | 作成日時:2017年6月20日 10時

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