【銀魂】僕の世界二【男主】 (ページ19)

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「この店……早く出た方が良いよ」

新八君も気付いた
という事は相当危険だな

「私探して」『座って神楽ちゃん』「え…？」

「てめぇ等か？
こそこそ嗅ぎ回ってる連中は」

『銃を下ろして頂けませんか？』

「テメェ状況分かってんのか」

『故に下ろして欲しいのです』

「言ってる意味がわかん」

僕に向けられた銃を掴んだ

戦える子でも子供は子供

この子らは綺麗な子だ
自分のやるべき事を良く分かっている
自分の意思を、心を持っている

そんな子に銃を見せる等許し難い事

『銃を子供に見せるなって言っているんです』

銃を捻り潰すなど容易い事
このまま発砲したら暴発して皆死んじゃう

『して貴方方は？』

「 ……惚けんな
最近俺等の事を嗅ぎ回ってたじゃねぇか」

「そんなに知りたきゃ教えてやるよ
宇宙海賊春雨の恐ろしさをなァ」

「お前ら！」『神楽』

どうしようか嗅ぎ回ってたのは攘夷志士辺りだろう

薬を売っているのが天人。

侍の国で他所の者が騒ぎを起こすなと
目の敵にしているのが攘夷志士。

天人も馬鹿ではない
大人しく捕まって体力を温存した方が良策

『分かりました、大人しく捕まります
でも一つだけお願いしても宜しいですか』

「ああ？テメェさっきから」

『おや人の子一人のお願いも
聞いてくれないのですか？

もしかして怖かったり？』

大将以外は馬鹿だ

煽りに煽ろう
僕に目が向く様、子供達から目を逸らす様に

「チッ……言ってみろ」

『子供達には手を出さないで頂けますか？

幸いこの子達はとても賢い
僕が黙る事は黙る。そう伝えたら

決して貴方達の事は話しません
そういう子達です。

ですから決して触れたりしないで下さい』

「 …いいだろう」

『因みに僕は腕を引き千切り
足のみで戦う事が出来ます』

「テメェはエスパーの類いか何かか？」

『真逆』

手錠を付けられ。場所を移動する
本拠地にでも行くのでしょうか

其処で殴られるなり何なりされるのでしょう

それにしても宇宙海賊春雨か困ったな

「ハルさんどうして自分を犠牲にする様な事を！」

「そうヨ、私戦えたアル」

『そうですね
二人共強いけど強い三人対武装してる天人数十人

数には勝てない』

「こんなの… 」
『大丈夫』

二人共見事に膨れ顔だ

どんなに強くても数には戦いを挑まないのが
戦いの基礎みたいなもの

逃げる事も策の内
そんな不安そうにしなくても平気

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