「 心迄飾る 」 ページ18
----------
依頼が来て
お偉いさんのお家へお邪魔させて頂いてる
銀時と新八君は依頼人さんのお話を聞き
神楽ちゃんと僕は庭にある音の鳴る竹を見ている
竹の奴は何て言うんだっけな? 添水?
『 見てて飽きないね 』
「 本当アル……不思議な感じネ 」
お話聞かずで内容は知らないけれど
愛娘を探してくれって事だよね
こんな煩い場所に公子さんは通ってたのか
変な所に感心しつつ 天人に話を聞く
「 ええ? 知らねぇよこんな女 」
「 この店に遊びに来てた言ってたヨ 」
『 似てる人でも良いので 』
「 そんな事言われてもねぇお嬢さん達
地球人の顔見分けつかないんだよ
名前とかは? 」
地球人の顔も見分けつかないのに
名前で見分けられるのこの天人
「 えっとハ、ハム子…… 」
「 嘘吐くんじゃねぇ! 明らかに今つけたろ!
そんな投げやりな名前つける親居るかァ! 」
『 この子なりの冗談と優しさなんです
そんな深く考えすぎなくても大丈夫ですよって
名前はきみこさん。 公衆の公に子供の子です 』
「 んー、似てる奴ならそこに 」
「 もう此奴で良いヨ、面倒臭い 」
『 本当? 』
本音が零れ落ちてるよ神楽ちゃん
でもな 見つからないもんね
その上煩くて集中力散っちゃう
「 新八ー これで誤魔化す事にしたヨ 」
「 これで誤魔化せる訳ないだろ!
ハム子じゃなくてハム男じゃねぇか! 」
『 女装すれば割と似るかも知れませんよ新八君 』
「 あんたまで何放棄してるんだよ! 」
「 チッ。
ハム何てどれ食ったって同じじゃねぇか糞が! 」
「 何?! 反抗期? 」『 あ 』「 ハム男〜! 」
ハム男さんが倒れた
お酒飲み過ぎて倒れちゃったのかな
違う お酒なんかじゃない
『 この人 』
「 もう良いから良いから、後は俺やるから
お客さんはあっち行ってて! 」
危ない事に巻き込まれてる気がする
何だ、この不安感
何だ、この気持ち悪さ
「 しゃぶしゃぶ? 」「 ハイレグアルか? 」
「 この辺で最近新種の薬が出回ってんの
何か相当やばい奴らしいから
お客さん達も気を付けなよ 」
『 ……ご心配、心より感謝致します 』
手にしちゃいけない方の薬か?
もしも
公子さんが関わって家に帰れない状態だったら?
もしも
薬を販売してる組織が危なく 幅広い組織だったら?
危ない事に巻き込まれちゃったな
皆 不幸体質?
「 遅いなあ、銀さん 」
厠だよね。 お酒飲んでたし
口からも下からも出てるんじゃない
調子乗って飲むから
----
27人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こなた | 作成日時:2017年6月20日 10時