【銀魂】僕の世界二【男主】 (ページ45)

今日:12 hit、昨日:23 hit、合計:39,266 hit

// ページ45

----

「人間心から頭下げれば
どんな奴でも心通じるんだよバカヤロー！！
あの本当！靴の裏も舐めますんで勘弁してよ
まじでぇ！僕なんて食べても美味しくないよ
僕なんか食べても美味しくないよっ」

過激過ぎる土下座だなぁ
混乱状態に陥り過ぎだから落ち着かせなきゃ

『し、新八君落ち着いて。
君が二人殺しそうだから土下座で殺しそうだから』

「うぇっ…あれ…居ない、な、何で？」

『大丈夫？』

立ち上がり沖田さんと神楽ちゃんを横にした
座ったまま気絶してたから楽な態勢にしようかと

あちゃ、額が切れてる
消毒して大きめの絆創膏でも貼っとこう

「蚊取り線香…蚊…
もしかして幽霊じゃないのかもしれない… 」

新八君は落ち着いていれば
物事の察しは早いし頭も悪くないから

落ち着きを維持出来る様になったら
凄く強くなるんだろうなあ

んじゃま、答え合わせをしようか

『そう多分あれは蚊の天人』

「え、ハルさん全部知ってて… 」

『幽霊では無いのかもって思ってたけど
確信ではなかったんだ。でも蚊取り線香で確信した

隊士の身体の何処かにも赤い斑点が出てたからね』

「やっぱりっ！」

『うん、分かった所で神楽ちゃん達起こして

銀時達に伝えに行こうか』

「はい…！」

「って、もう片付いてますね… 」

「銀ちゃあん！生きてたアル～！」

「チッ死んでねぇや」

あはは、沖田さんは相変わらずだな
というか凄く眠気が

「オメェら無事だったか！」

「ハルさんのお陰で、冷静に判断出来ました」

「おい総悟。額どうしやがった… 」

「ハル兄さんが貼ってくれた絆創膏でぃ！！」
「お、おおう…！？」

「総一朗君は
いつから家の子リスペクトになったの？」

「総悟でさァ……
ハル兄さんはカッコいいんでィ！」

「誰アルかコイツ。誰アルかコイツ」

「余りの変わり様に二回も言ったよ！！」

「でもハル兄さん…良いアルなその呼び方。
ハルは兄貴って感じじゃなくて困ってたネ」

「そうだね……兄上って感じでもないよね」

「ふふ、今度から新八も一緒にハル兄って呼ぶヨ！」

「何でィ俺だけの特権かと思ってたのに
言わなきゃ良かってィ」

「ふんっ、もう遅いアル。
それにきっと私達で呼んだら喜ぶヨ！！」

「呼び方もそうだけど
呼ばれ方もどうにかしなくちゃ」

「お前等はましな方でさァ
俺は苗字にさんだぜィ？」

----