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「 お客様ご注文の品が未だ… 」
「 そんな物頼んだ覚えはありませんが 」
「 いえ…先程迄彼方の席にお座りになられていた
ブリーフ姿のお客様が皆様にと 」
「 ブリーフ？ 」
もう見る事は出来ぬ姿を思い浮かべていたら
煙幕が上がり煙を吸ってしまった
体が浮き 振動が伝わってきた
僕を運ぶ人物は土方さんだった
桂さん……、御免なさい。 有難う。 必ず助けるから
逃げた先は妙さんの家
大人しく手当てされながらこれからの事を考える
捕まった極悪人が行く場所は限られてる
だとすると船が必要だな。
後…
「 ……御免なさいハルさん、私許せなくて。
後先考えずにあんな事して
皆を巻き込んでしまった
ハルさんに大怪我を…っ 」
徐に妙さんの頭を優しく撫でた
怪我人が少なくて結果的には完璧だよ
布団に横になり目を閉じた
余所余所しく動き回る気配に気付き目を覚ます
休息はもう充分だ
僕を置いて行こうとする人達を尾行する事にしよう
脇差と木刀を腰に携え外套を羽織り外へ飛び出した
戦場化している船の近くに到着した
妙さんの乗っている小船へと飛び移り
大砲の筒へと飛び乗った
「 ハルさん！？ 」
そんな驚きの声を無視し
手古摺っていた新八の助太刀をする
「 ハル兄…！？ 何でここに！？ 」
「 兄ちゃん！ 今直ぐ帰るネ！ 怪我人デショ！ 」
『 もー酷いじゃないですか。
僕だって万事屋なのに仲間外れにするだなんて 』
「 っう…無理しちゃ駄目だからね！！ 」
海から登ってくる奈落を
次々と気絶させ縄で捕縛する
気配が目に移る数以外無いのを確認し木刀を仕舞う
一息つき周りを見渡す
この船を乗っ取って島へと行くのは無理だな
脱出用の小舟があれば良いんだけど
「 兄貴！ 兄貴ぃ！ 」
「 っ…騒ぐなハジこの位の怪我、大丈夫さ 」
『 ふん……小銭形さん。
痛いのと死ぬの何方が良いですか？ 』
「 ハル兄それ選択肢実質ゼロです 」
新八のツッコミを流して
小銭形さんを押さえつける
持参している針と糸を取り出し
笑顔を浮かべてみせた
絶叫を聞かなかった事にし止血、応急処置を行った
小舟に乗り移り島へと向かう
島へと足を運び目の前に佇む壁を見上げる
正しく断崖絶壁。
この壁をどう登って山上まで向かうか考える中
僕は気配を数え選別し脇差を浪人結びする
見廻組に奈落か。 この鴉も恐らく躾済み
弦のような…音の正体は分からないけど…
話し込んでいた志村姉弟の元へと向かい
その脇差を放り投げた
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彼方- konata-(プロフ) - Secretさん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 面白く感じて頂けた事が何よりも作者の幸せです。 有難うございます、 これからものらりくらりと更新して行くので応援の元宜しくお願い致します！ (2018年12月14日 15時) (
レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
彼方- konata-(プロフ) - 夜さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 激励有難うございます！ のらりくらりと亀のごとく更新して行くので暖かい目で見守って頂けたら幸いです。 (2018年12月14日 15時) (レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Secret - スッゴく面白いです！更新頑張ってください！続き待ってます！ (2018年11月17日 10時) (レス) id: c47de82906 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて、続きがものすっごく気になります！更新頑張って下さい！！ (2018年11月5日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こなた x他1人 | 作成日時：2017年9月9日 10時
