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「 え…ちょ…ちょっと待ってくださいよ！
ハル兄の家族はハル兄を残して一家心中って…！ 」
「 一家心中？
その様な事をする必要があるのですか 」
「 それは……そうですけど 」
「 良い機会です全て話してみては？
私も興味があります 」
目を瞑り深呼吸をした
妙に落ち着いた気分だった
首を斬る瞬間を幾度も思い出し乍ら
静かに話し出した。 始まりの昔話を
『 ……僕は孤児で拾い子でした
血の繋がりのある親の事は良く分かりません
生きてるのかすら
そんな僕を拾ってくれたのが桜木家前当主様
つまり 育て親です
知識や戦術を教えてくれた
その人達は天人でしたが
地球の、自分の星の歴史を重んじる人達でした
物心ついた頃 ある出来事が起きました
それは親殺しならぬ。 子殺し
家系の子供同士で殺し合いをしました
生き残りの家族だけ助けると
必死に戦った
非人間の様に育てられ様が
命を救ってくれた事に変わりはない
慈悲も無く皆を殺し
皮肉乍らに生き残った
なのに親の口から出て来たのは
自分達を殺せと云う冷たい言葉でした
事の発端。
子供同士の殺し合いの意がその時分かりました
後は介錯人は介錯人らしく首を斬り殺しました 』
「 もしかして…！
兄ちゃんのパピー達は……夜兎… 」
肯定の意を示す様に 微笑み頷いた
別に。 もう昔の話だ
今まで普通に過ごして来て
話せないなんて事は無いに決まってる
嗚呼人じゃないな、この勘定の仕方は
「 ハル兄…… 」
「 ……貴方からして罪とは何ですか？ 」
『 それ……僕に聞いて良い事か考えましたか
貴方と僕は親の首を斬った同類だぞ
分かる訳無いだろ、そんな奴に。
ただ一つ言うならばその答えは
自分で見つけ出せ。 と云う事だけです 』
走り去って行った朝右衛門さん
あの子は死神になりきれなかった
僕は人になりきれなかった
その違いの溝は酷く大きい
「 では……皆御亡くなりに？ 」
『 お前は今の今まで何を聞いていたんだ。殴るぞ 』
「 ふふ
朝右衛門は誰よりも先代を 師を好いていました
真逆父の名を守る為そこまでするとは
手遅れになる前に見つかって良かった 」
「 良く言うぜ
奴が被ったのは主人殺しの罪だけじゃねえだろ？
真逆由緒正しい公儀処刑人の一族から
辻斬り何て出す訳にはいかねえもんな
それも 当主ともなれば
御家取り潰しらしいからよ 」
少し不機嫌そうな意地の悪い顔で仕掛けた銀時
察知能力本当にどうなってんだ
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彼方- konata-(プロフ) - Secretさん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 面白く感じて頂けた事が何よりも作者の幸せです。 有難うございます、 これからものらりくらりと更新して行くので応援の元宜しくお願い致します！ (2018年12月14日 15時) (
レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
彼方- konata-(プロフ) - 夜さん» 返信遅れてしまい申し訳ありません。 激励有難うございます！ のらりくらりと亀のごとく更新して行くので暖かい目で見守って頂けたら幸いです。 (2018年12月14日 15時) (レス) id: b76b255ad8 (このIDを非表示/違反報告)
Secret - スッゴく面白いです！更新頑張ってください！続き待ってます！ (2018年11月17日 10時) (レス) id: c47de82906 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて、続きがものすっごく気になります！更新頑張って下さい！！ (2018年11月5日 15時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こなた x他1人 | 作成日時：2017年9月9日 10時
