6話(合宿編) ページ7
『っ……吐く…』
紫原「Aちん大丈夫?」
『う''ぇ……気持ちわりぃ…』
胸のあたりが苦しいし、吐きそうだ。しかし、そんな気分になるだけで、吐き気は肺のあたりで行ったり来たりを繰り返している。
3回目の乗り換えで乗った電車くらいで顔色が悪くなってきたのを敦が野生のスピードで見つけ、ずっと付き添ってくれている。まじフェアリー。
やっとのことで京都に着き、清水寺やら何やら建物が映し出されるスクリーンの前を足早に通り抜け、駅の外に出る。
人の化粧やら香水やら柔軟剤やらの匂いが消え、清潔な空気が体内に入りこんでいく。いくらかスッキリ。
『あ''ー…死ぬかと思った…』
氷室「Aは酔いやすいんだね。大丈夫かい?」
『もう平気…あざす…』
氷室「Aが感謝…!?俺今日は頑張れる気がするよ!!」
『え…』
荒井「おい、行くぞ!ここからバスだ」
俺がこの酔いから解放されるのはまだ先らしい。
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雷雅 - 更新頑張ってください! (2019年10月8日 20時) (レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
nowa-ru - めっちゃ面白いです!ほのぼのしてて良いですね!更新頑張ってください! (2018年4月26日 18時) (レス) id: 3c667cfde4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kiyo | 作成日時:2018年4月19日 20時