KZとコナン 〜サッカー場での復讐劇〜

行くよ ページ10

でも、翼は続ける。
「確かにそうだよ・・・でも、もしいたずらじゃなかったら?警察が止められなかったら?俺たちはみすみす人が死ぬのを黙ってみてるしかない。俺はそれが一番嫌だ。俺たちが行ったら何か変わるかもしれない。」
翼・・・
「もちろん行こう、なんて言わないよ。俺だけでいい。」

翼だけなんて、危ないよ!
「馬鹿野郎!俺も行くからな!」
若武・・・
「心打たれたよ。僕も行く。」
コナン君!?
「美門だけにそんな危険な役、やらせれない。」
「同感だな。」
黒木君、上杉君・・・
「ぼ、僕もい、行くよ!皆行くんだ。僕だけなんて嫌だよ。」
「歩美も!」
「僕もです。」「俺もだ!おっかねえけどよ、なんか心に響いたしよ。」
小塚君、皆・・・

私は・・・
「アーヤ、無理に来なくてもいいよ。灰原さんも。でも、どうせ元太君達は言ってもやめないだろうから、これだけは約束するよ。絶対に守る!」
翼・・・私は
「行くよ!」
「アーヤ!?」
皆もびっくりしたようだけど、私の目を見てため息をついた。
「決心した目だな。大丈夫。守るから。」
皆が次々に言ってくれて、私は涙が出そうになった。
「私も行くわ。あの子達心配だから。」
翼はニコッと笑った。
「皆、ありがとう。絶対に爆破をとめるから！」
頑張ろう、翼。皆!

〜コナン〜
美門、そんなふうに考えてたなんて、思わなかった。
ジン達が企んだなら、この爆破の真相は見えてこないかも、､､
いや、サッカー場には30000以上の人が来るんだ。
命に代えても守らねぇと！

　 −くん −ナン君
「コナン君!!」
わっ！なんだよ、もおー。
「何回呼んでも返事しないから、寝てるのかと思ったよな。」
「寝てねえよ。で、何なんだ？」
「上杉のお兄さんが聞きたいことあるらしいですよ。」
上杉が？
「なぁに、上杉兄ちゃん。」

「江戸川、これって爆破予告が来たからサッカーの試合は中止ってことはねえのか？」
・・・
「ないと思うよ。サッカーの試合を中止にしたら爆破させるとか書いてあったらしい。10時に行ったら、探す時間はある。」
そうだ・・・
どこから爆破されたのか、前例からの共通点はなかった。てことは、どこから爆破されるかもわからねえ。絶対見つからない、沢山の人を・・・「見つからない、沢山の人をパニックに陥らせて殺せるところ。」

えっ！
「俺はそこに爆弾があると思う。」
美門!?

爆弾の場所→←どうなる？

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