パステル

No.35 救出（サフィリアside） ページ37

中佐さんから連絡を受け、私はロー君を探して

飛んだり走ったり

早く見つけて逃がし、中佐さんを助けないと

私には分かる 中佐さんは死ぬ気なんだ

そんなことさせない 絶対助ける

廃墟をしらみ潰しに回ってると、ようやく見つ

けた どうやら寝てるみたい 私はロー君を抱

き上げ、急いで小舟に向かった

ロ「ぅ…コラさん？」

サ「残念 中佐さんじゃないよ」

ロ「はっ 誰だ！コラさん コラさんはどこだ

よ！」

叫んで暴れだす 気付かれたらまずい

サ「私はサフィリア でんでん虫で話したで

しょ？あなたが言うコラさんの上司、パート

ナー で、コラさんは今あなたを逃がすために

囮になってるわ」

ロ「サフィリア……！本当におまえがサフィリ

アか？！囮って何で？！コラさんも助けろ

よ！」

サ「彼が自らやると言ったの あなたを逃がす

ためにね」

ロ「俺を逃がすため？それじゃあコラさんはど

うなんだよ」

サ「多分だけど、彼死ぬ気よ」

コ「！嫌だ！！コラさんが死ぬなんて！」

サ「私だって嫌よ だからあなたを無事逃がし

たら助けに行く」

そうこう話してると小舟に着いた

サ「ロー君 あなたはもう島を出て あなたなら

一人で大丈夫よね？」

ロ「俺はコラさんを待つ」

サ「だめよ 見つかったら終わり 今中佐さん

は囮になってるのに無駄になるわ」

ロ「でも…」

サ「ロー君 いつか絶対会いましょう

今は逃げて、生きて」

ロ「……うん」

サ「フフッ いい子

それじゃあしばらくの間あなたのことを見えな

くするわね その間にできるだけ遠くに」

ロー君の頭の上に手を置き、魔法をかける

ロ「サフィリアさん 絶対コラさんを助けて」

サ「頑張るわ さぁ行って！」

そう言ってロープを切り離した

そしてすぐに中佐さんの元に向かった





後書き

原作を大きく変えました

いよいよ次は…

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