story-29 ページ31
･
コナンside
クッソ…クッソ…！！
まさか彼女が黒ずくめの仲間だったなんて…！！
“な、何じゃと！？
それは本当か！新一くん！”
「あぁ、間違いねぇよ」
電話の向こうで叫んでる博士の声を聴きながら、舌打ちをする。
数時間前
おっちゃんの撮影の為について行ったテレビ局
そこには、あの有名な沖野ヨーコがおり、そこで偶然知り合ったあるアナウンサーがいた。
そのアナウンサーにある事件の依頼を受け、自宅へ
調査のためにつけたチューイングガムで壁に取り付けた発信機と盗聴器が剥がれてしまい、偶然彼女の靴の裏にくっついてしまったのだ。
そのままどこかへ行く様子だったので、回収しようと向かったその瞬間、盗聴器の向こうからはあの聞きなれた七つの子のメロディが流れていたのだ。
そう。
彼女は、黒の組織の仲間だったのだ
「で？その水無怜奈っていうアナウンサーが彼らの仲間だっていうのは確かなんでしょうね？」
「あぁ…」
無事に博士と合流し、そのまま発信機が向かう場所へと急いでもらう。
灰原に内緒と伝えたが、どうやら危機的状況だと察しそのまま着いてきたらしい。
クッソ…
最悪の事態だ
もしあの盗聴器と発信機が見つかってしまえば、当然誰が仕掛けたってことになってしまう。
そして、真っ先に疑われるのはついさっきまであのアナウンサーの部屋にいた探偵の毛利小五郎に決まってる。
たとえそれが、彼女に依頼された捜査のためにおっちゃんが取り付けた物と思われたとしても、奴らの会話を聞かれたかもしれないという可能性は否めない。
そうなってしまうと恐らく奴は、口封じにかかる
そして必要となれば周りの人間も1人残らず消すだろう
盗聴器から奴らの情報が入ってくればくるほど、おっちゃんや俺たちの首も確実に絞まっていくというわけだ。
「それにしても腑に落ちないわね…
そのアナウンサーが毛利小五郎に依頼したのって、ピンポンダッシュの犯人捜しだったんでしょ？
しかも犯人は子供…
彼女が彼らの仲間ならそんな事件…」
「あぁ…オレもそこが引っかかっていたんだけど…」
そこまで言いかけた時、俺は発信機の移動が遅くなり奥でエンジン音が反響していることに気がついた。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 445人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
デンプン。(プロフ) - マグさん» マグ様 初めまして、素敵なコメントありがとうございます！ まだまだ序盤ですが楽しんで頂けたみたいで良かったです。更新頑張りますね！ありがとうございます！ (5月9日 1時) (
レス) id: 03e5adbb32 (このIDを非表示/違反報告)
マグ(プロフ) - 面白かったです。これからどうなるのか気になりました。 更新されるの楽しみにしてます (5月8日 23時) (レス) id: 9053eea8e1 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - 夢子さん» 夢子様 初めまして、嬉しいコメントありがとうございます！ 更新、頑張りますね！！ (5月7日 15時) (レス) @page1 id: 21905b0a6a (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - 頑張ってください！更新楽しみにしてます (5月7日 14時) (レス) id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：デンプン。
| 作成日時：2023年5月6日 19時
