story-11 ページ13
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『それで…君はどうして犯人の目星がついたんだい?
怪しいのは他にもいただろ?
私も含んでさ』
「風船だよ
あの女の人は、風船ガムを膨らませてバックミラーを見ていた犯人たちに不振な行動をとる乗客がいるのを知らせていたんだ。
風船が割れて口についたガムをとる手の左、右とその指の数で不審な乗客の座席の位置までね」
『へぇ…君すごいのね…お名前は?』
「江戸川コナン
探偵さ」
『そう…探偵…
坊や、何年生?』
「1年生だよ!」
「1年生…小さいのに凄いね」
本当は高校2年生だけどな。
なんてことを思いながらニコニコと笑っておく
これなら日本の将来も安心だ…
なんて言いながら欠伸をしている隣の人物
それを横目で見つつ、俺は目の前の石を蹴るなり口を開いた
さて、本題に入るとするか
「ねぇ…お姉さん…」
『ん?なぁに?』
「お姉さんって…もしかして悪い人…?」
俺がそう言った瞬間、目の前を歩いていたお姉さんの足が止まった
辺りはシーンと静まり返り奥にある蛍光灯がチカチカと点滅してる
生唾を飲み込むのも躊躇してしまうような間
数秒間が空いて俺が口を開くより先に、鼻で笑ったような声が聞こえてきた
『まぁ…君たちからしたら悪い人かもね?』
「ぇ…それってどういう…」
『はい、君の家着いたよ?
正確には第2の家かな』
「ぁ…」
『じゃあ、またね
しーちゃんをよろしく頼んだよ、小さな探偵さん』
「ちょ!お姉さん!!」
俺が叫ぶも、お姉さんの影は暗闇へと消えていった
いや、ハイヒールで走れるの普通に凄くねぇか?
そう思い、ふと前を向くと俺の家が建っていた
「ッ!」
待てよ…
何であの人は、俺の家知ってるんだ?
それに、ここは“工藤新一”の家
“江戸川コナン”
つまり、蘭たちの家じゃない
それに最後に言ってた“しーちゃんをよろしく”って言葉
しーちゃんって一体誰なんだ?
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デンプン。(プロフ) - マグさん» マグ様 初めまして、素敵なコメントありがとうございます! まだまだ序盤ですが楽しんで頂けたみたいで良かったです。更新頑張りますね!ありがとうございます! (5月9日 1時) (レス) id: 03e5adbb32 (このIDを非表示/違反報告)
マグ(プロフ) - 面白かったです。これからどうなるのか気になりました。 更新されるの楽しみにしてます (5月8日 23時) (レス) id: 9053eea8e1 (このIDを非表示/違反報告)
デンプン。(プロフ) - 夢子さん» 夢子様 初めまして、嬉しいコメントありがとうございます! 更新、頑張りますね!! (5月7日 15時) (レス) @page1 id: 21905b0a6a (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - 頑張ってください!更新楽しみにしてます (5月7日 14時) (レス) id: 913dff5ce5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:デンプン。 | 作成日時:2023年5月6日 19時