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wtnb side.
『 お邪魔しまーす! 』
彼女の荷物を持って、寝室に置く。
もう何度もこの家に来ているから、Aちゃんは、ソファーに座って伸びをしている。
「 ご飯食べたし、お風呂沸かすから入ってきな 」
『 …あ、うん! 』
着替えを持って、脱衣所に入る後ろ姿を見て、誰もいなくなったリビングに緊張する。
ソファーに倒れ込むと、白い天井が見える。
…神様、俺は次のステップに進めるでしょうか。
止められなくなって、彼女を怖がらせたら、その時は俺に、天罰を与えてください。
ぎゅっと目を瞑ると、眠気が襲ってきて。
眠ってしまいそうだった時、脱衣所からAちゃんの声が聞こえた。
『 こうちゃんさん、上がりました〜! 』
「 …おかえり 」
彼女の風呂上がりは毎度緊張する。
ちょっと火照った頬に、ゴクリと唾を飲んだ。
「 お、俺も、風呂入ってくるわ 」
彼女と入れ替わりで入った風呂の間も、ずっと先にするべきことを考えた。
風呂から上がると、彼女はテレビをつけて、ソファーに座っていた。
『 あ、こうちゃんさん、おかえりなさい 』
「 …うん、ただいま 」
俺もまた、彼女の横に座る。
ちらっと横を見ると、楽しそうにテレビを見るAがいて。
それだけでも、この上ない幸せだ。
気づけば、ずっと横顔を見つめていたようで。
『 ……こうちゃんさん? どうかしました? 』
「 あ… 、ごめん、なんか 」
『 …どうして謝るんですか? 』
「 いや、なんでもないよ… 」
挙動不審すぎる俺に、勘づかれただろうか。
彼女は、俺の名前を呼んだ。
『 …こうちゃんさん 』
「 ど、どうしたの? 」
『 ……私って、魅力が欠けてますかね 』
「 え、そんなことないよ! 」
何を聞いてくるのかと思った。
君の瞳の奥は、何かを訴えているようで。
彼女が何を考えてるのか、さらに分からなくなった。
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もちもちこねこ(プロフ) - fkrさんのお話をもっと読みたいです! (2020年7月8日 14時) (レス) id: 1da52e5d4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドルフィン | 作成日時:2020年2月18日 18時