魅力的。 ページ10
ちゃっかり次のおうちデートの予約もしちゃったし、美味しい料理にお酒もすすんじゃって…
ソファーにもたれかかって座ってるAさんの身体がだんだんナナメになってきた。笑
ジェシー「もう〜大丈夫？飲みすぎた？」
A「うふふ。大丈夫〜。」
結構お酒強いAさんだけど、今日は飲みすぎたかな。
ちょっと勇気出して隣に座ってみる。
ジェシー「ほら、まっすぐ座って？肩貸そうか？」
A「ふふふ。ありがと。」
俺の顔を見上げて笑ったかと思ったら、
コテっと俺にもたれかかった。
うわぁ…エ ロい…。
ジェシー「…なんかあったの？」
A「ううん、特に何にも〜。」
ジェシー「そ？ならいいんだけど。」
A「私なんて初めっからなんでもないんだしー」
ジェシー「…なんでもない事ない。俺にとってはめっちゃ魅力的でいつもドキドキわくわくさせてくれる存在なんだよ？」
A「…。」
ジェシー「ちょ、ちょっと！そんな顔で見ないでよ。ホントに言ってるんだよ？」
A「ジェシーくんってスゴいね。」
ジェシー「何が？笑」
A「なんかさ、大きく包んでくれる愛がある人。」
ジェシー「…包まれてみる？」
両手を広げたら、
素直に飛び込んできた。
ギュッ
ジェシー「俺…Aさん好きだよ？わかってない？」
A「わかってなかった。」
ジェシー「でも今わかったでしょ？」
A「…うん。…でも私さ…」
ジェシー「待って。言わなくていい。俺、勝手に好きなだけだから。なんかさ、今は…別に答えが欲しい訳じゃない」
A「…。」
ジェシー「いいから。このままの関係で居させて？その代わり、もっと俺を男として頼って欲しい。」
A「…うん。わかった。」
お互い顔も見ずに話してるけど、距離感ゼロだから気持ちもドキドキも伝わった気がする。
ゆっくりAさんの身体を起こすと、ゆっくり目が合った。
そのまま、吸い寄せられるように、キスをした。
伝われ。俺の気持ち。
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作者名：Hanae | 作成日時：2020年6月11日 7時
