レベル3つぶん。 ページ23
あ、いた。
樹「おいっ！」
A「あ、ホントに来た。樹くんだ///」
樹「職場の人達は？」
A「さっきまで一緒だったんだけどね、もし樹くん来たら見られたらまずいかなーって思ってさ、むりやり解散した笑」
そういうとこはしっかりしてんだもんな笑
樹「ありがとう。でも飲みすぎ。」
A「大丈夫なのに〜。」
樹「ちょっと酔い冷ます？」
コンビニでコーヒー買って、少し歩くことにした。
樹「はい、レベル1。」
俺が手を出しても、繋ごうとしない。
A「え？もうクリアしたやつじゃん。」
樹「クリアしたから楽勝でしょ？ほら早く！」
A「うーーん。」
ちょっと手が寄ってきたさら、すかさずぎゅっと握った。
A「やっぱ慣れない///」
樹「これから慣れるから。」
A「ごめんね、心配かけちゃって。」
樹「ホントだよ。心配かけたお詫びに、またレベル上げてもらうから。」
A「もう十分だよ、これ以上近くなれない。」
樹「どうして？」
A「恥ずかしいから。」
樹「だからそれをならすんでしょ？」
A「イヤだ。」
樹「…本気で言ってるの？本当にイヤ？」
ちょっと足を止めてAの前に立ちふさがった。
樹「もう俺と会えなくてもいいの？」
A「…イヤだ。」
樹「俺とレベル上げるのと、もう会えないのとどっちがイヤ？」
少し真面目な顔で問い詰めてみた。
うつむいてしまったAは…
A「…。」ぐすんっ
樹「えっ、ちょっ、なんで泣くんだよっ！！」
A「…樹くんともう会えないの想像しちゃったら…悲しい…」ぐすんっ
樹「もう俺…無理だ。」
A「…えっ？？」
樹「レベル3つくらい一気にあげさせてもらいます。」
そう言ってタクシーに乗った。
行先は俺んち。
樹「うちでゆっくり話そ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SixTones」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Hanae | 作成日時：2020年6月11日 7時
