知りたい。 ページ15
樹「な！ここ、とっておきの場所。」
A「キレイだね〜。ずっと見てられるね。」
樹「ずっとそっち見てて。俺はずっとA見てるから。」
A「ちょ…/// なんでよ…ダメだよ。」
樹「さっきの仕返し笑」
A「そんなことしてもなんの得にもなんないよ！」
樹「得？あるよ。俺、もうちょっとちゃんとAのこと知りたいなって今思ってる。」
頑なにこっちは見ないけど、耳が赤くなってるのはわかる。
樹「なぁ〜、そろそろこっち見て？」
A「やだ、無理。」
樹「いやいや、今までよりひどくなってない？笑 話す時はちゃんとこっち見て話さないとダメなんだよ？」
A「だって、樹くんが変なことばかり言うから！」
樹「じゃ、このへんで！レベル2にチャレンジ！！俺と10秒見つめあって！いくよ〜？」
A「だめ！無理！勝手に始めないでよ！」
もう〜、頑固だなぁ〜笑
樹「なぁ、A？このままじゃAのこともっと知ることできないじゃん？ね、こっち見て。」
ゆっくりと俺の目がAの目を捉えた。
樹「アハッ！ やっと見てくれたね笑 じゃあ今から10秒ね！いくよ〜？1、2、3、…」
A「あ〜無理 笑」
サッと目を逸らされちゃった。
樹「早いよ〜。このままじゃ帰れないよ？」
A「え？」
樹「ほら…10秒いくよ？ 1、2、3、4、5、……10。おっ。レベル2クリア、おめでとうございます。」
なんか俺も照れるわ笑
A「あぁ苦しい…息止まってた笑」
樹「ちょっとは慣れた？」
A「目が幸せ過ぎて、もうつかれた笑」
樹「何それ笑 あ、そろそろお腹空かない？」
A「空かない、胸いっぱい。」
あーも。いちいち可愛いけど、変じゃない？変な子だよね？笑
樹「じゃあ、レベル3行きます。」
そう言ってゆっくりと後ろからハグ。
ちょっとビクってなったけど、そのまま腕の中でじーっとしてるA。
A「ちょっ…/// 近いから…」
樹「距離0だね。」
Aの肩に顎を乗せて喋ったらほっぺが熱いのがわかる。
A「…これは何秒でクリアですか？」
樹「んー。俺の気が済むまでかな。」
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作者名：Hanae | 作成日時：2020年6月11日 7時
