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あまりにも近くにいるからつい、その綺麗な顔をなぞるように見つめてしまう。
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「 …A？ 」
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ほんっとに肌白いよなぁ。私より白い。
鼻高いし、綺麗な二重だし、てか改めて見るとやっぱり睫毛長いな。
やっぱり親譲りなのかな？
ならきっと、大我のお父さんもお母さんも美形なんだろうなぁ。
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「 え。俺の声、聞こえてる？ 」
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あぁ、そういえば、昨日から私の彼氏なんだっけ。
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「 …ふふ、ほんと、かっこい、 」
「 …は 」
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まだふわふわしたままの意識の中で、そっとその透き通るような肌に手を伸ばして、触れて…
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( あれ、触れる、 )
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…ハッとした。
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「 ……え、大我、 」
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瞬きを繰り返せば、さっきまで白かった筈の大我の肌が、赤く染まっている。
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「 …おはよ、A 」
「 え、あ、え？ほんもの？ 」
「 っ、もう…なんだと思ってたんだよ 」
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ごめんって謝ると、慌てて手を引っ込めた。
熱のせいなのかなんなのか、触れていた場所からジンジンと熱くなってくる。
そうだ、大介に電話したけど出なくて、大我から掛かってきて、…少しづつ思い出してきた。
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( なんか、玄関開けた時、凄い恥ずかしいことしたような気が… )
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「 体調どう？ 」
「 ちょっとはましになった、気がする 」
「 そっか。北斗がお粥作ってくれたから、食べれそうなら食べて 」
「 あ、え、北斗？ 」
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俺と一緒に来てたの覚えてない？って、そう言われてみれば確かに北斗の声を聞いたような…
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「 帰ったの？ 」
「 ん、付き合いたてのカップルの邪魔はできないってさ 」
「 邪魔って、 」
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北斗らしいけどさ。
後でちゃんとお礼言っとかないとな。
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紺(プロフ) - にこさん» 嬉しいです！！ありがとうございます*^^* (2021年8月9日 8時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 面白かったです！完結おめでとうございます (2021年8月8日 14時) (レス) id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - わたぐもさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けた様で良かったです*^^* わわ、そっちも読んで頂いてるんですね…！更新頑張れます、ありがとうございます！！ (2021年6月25日 12時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - ティーさん» ありがとうございます！！やっと付き合ってくれました！！()いつもコメントくれてマジで支えになってました*^^* 次の時もぜひ！よろしくお願いしますっ！ (2021年6月25日 12時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
わたぐも(プロフ) - このスピードで進んでいくのがとっても好きでした！素敵な時間をありがとうございました！さっくんの方も楽しく読んでます！紺さんのペースでの更新を待ってます！ (2021年6月25日 2時) (レス) id: d1f867438f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年5月3日 16時
