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忘れがちだけど、現在廊下のど真ん中。
学校中の人気を集めてる集団と、ビッチって噂の私と、罵る女達。
これほど面白い光景はないだろう、野次馬はどんどん増えていくばかり。
なんだか余計気面倒なことになりそうなので気にしなくていいよって後ろから5人を宥めようとすると、田中樹が右腕をスっと伸ばしてきて、前に出ることを阻止された。
何で、と詰め寄ろうとしてすぐ、聞こえてきたのは北斗の声。
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「 …うるせぇな 」
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真っ先に口を開いた彼から放たれた言葉は、周りのどよめきを起こさせるには充分なもので。
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「 何で赤の他人から俺らの人間関係にまで口出しされなきゃいけないわけ？誰と仲良くしてようが勝手だろ 」
「 大体、天王寺のこと何にも知らないくせに大口叩いてんじゃねぇぞ雑魚が。分かったらとっとと散れ 」
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一見クールキャラな北斗にまでキツく言われたのが相当堪えたのか、彼女たちは酷く泣きそうな顔をしながら走っていった。
騒いでいた野次馬も、北斗の声に驚いて少しずつ散り散りになっていく。
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「 天王寺も早く行って。京本が待ってる 」
「 っえ、もう？ 」
「 きょもは授業終わってすぐ教室出てったよ！ 」
「 マジか 」
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ほら行ってこい、と北斗に背中を軽く押されて、後ろを振り返ればみんな笑って手を振ってくれる。
大我も含めてさ、アンタら、マジで最強にカッコイイな。
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「 皆ありがと、行ってくる 」
「 ん、頑張って 」
「 頑張れ〜！ 」
「 Aちゃんなら絶対大丈夫！ 」
「 報告待ってま〜す 」
「 行く前に1回じゃんけんしとく？？ 」
「 いやなんでだよ 」
「 しとくしとく！ 」
「 するんかい！ 」
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いつものジャーン！をジェシーとかまして、今度こそ行ってきますと手を振った。
大我のこと、待たせちゃってるな。
いつもの倍ぐらいのスピードを出すつもりで、体育館裏へ走る。
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紺(プロフ) - にこさん» 嬉しいです！！ありがとうございます*^^* (2021年8月9日 8時) (
レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
にこ(プロフ) - 面白かったです！完結おめでとうございます (2021年8月8日 14時) (レス) id: d0206497b3 (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - わたぐもさん» コメントありがとうございます！楽しんで頂けた様で良かったです*^^* わわ、そっちも読んで頂いてるんですね…！更新頑張れます、ありがとうございます！！ (2021年6月25日 12時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
紺(プロフ) - ティーさん» ありがとうございます！！やっと付き合ってくれました！！()いつもコメントくれてマジで支えになってました*^^* 次の時もぜひ！よろしくお願いしますっ！ (2021年6月25日 12時) (レス) id: 55c78b94af (このIDを非表示/違反報告)
わたぐも(プロフ) - このスピードで進んでいくのがとっても好きでした！素敵な時間をありがとうございました！さっくんの方も楽しく読んでます！紺さんのペースでの更新を待ってます！ (2021年6月25日 2時) (レス) id: d1f867438f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紺
| 作成日時：2021年5月3日 16時
